血と骨
大好きな「刑務所の中」「月はどっちに出ている」の崔洋一監督作品です。
父親の威厳が強い作品はナゼか好きです。
「血と骨」は強い野心を持った男が、朝鮮から出稼ぎというか「この国でイッパツかましちゃる」って気構えで出てきた男と、その家族のお話です。
私は北野武監督の作る青系の映像がおしゃれすぎてあまり好きではないです。暴力=青だとなんかクールすぎる気がしてなりません。多分そこを狙ってるんだろうと思うけど、暴力はもっと泥臭いです。血と唾とフンニョウの世界だと思います。指の一本くらい折ってまえ。
崔監督の「暴力映像」は赤かった気がしました。土の色もリアルに見えました。だけど肝心の暴力シーンは北野監督の方がリアルだったと思います。
問題のレイプシーンですが、暴力シーンも力で制圧するという意味合いなのだろうし実際そうなんだろうけど、そういうことを冷静に考えちゃうってことは、やっぱインパクトに欠けていて普通だったて事かもしれないです。まあ変人ギャスパー・ノエの「アレックス」を見たので、免疫がついてしまったのかも。(あれと比べてるつもりはないですけど)
でもやっぱり崔監督の作品の独特の空気がなんだか好きです。 でも「クイール」は見ないよ。泣くから。
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コメント
はじめまして、TBありがとうございます。
コメ遅れました。
アレックスの後に見たのですか・・・それは確かにインパクトが弱くなるかもですねw
暴力の泥臭さってのは分かる気がします。少なくともこの作品、泥臭さは出てたんじゃないでしょうか…うじ虫きもちわるかった…
またお越しください。
投稿: trichoptera | 2006年6月21日 (水) 23時24分
こちらこそTB&コメントありがとうございます☆
こういう反骨精神の塊のような人物の話ってやっぱり好きです。
我が道を行く感じがいいのでしょうか。
また寄らせて貰います!^^
投稿: ももも | 2006年6月22日 (木) 09時10分