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うつせみ

Photo_14 レンタル店で働いてるとやっぱり良いことあります。
観たくて観たくてウズウズしていたキム・ギドク監督作品の「うつせみ」を、サンプルでゲットしました!ヤッターーーー!!!
お風呂もそこそこに、ワインとタバコの準備をしてTVの電源をオンしました。

あらすじは空き巣に入った家を転々としていくうちに殴られたアザを持つ女性と出会い恋に落ちる話です。このあとがすっげーんですけど、それは言わない方がいい気がします。


ギドクの頭の中は一体どーなってるんでしょ。本作を見ると「このヒト本当にちょっと違う」と不思議な気持ちになります。想像を絶するラスト30分のくせに、常にさっぱりしてるんです。
全編にわたる設定も、ほぼ無言の主役も、あの衝撃の後半も、とにかく凄い。
スゴイスゴイとしか言えないのか私はというくらいスゲーです。
でもその「凄さ」というのが、稲妻が頭に落ちたような感覚と言うよりも、狭い部屋に一筋の光が入った時の暖かさを知ったような閃きに近い感覚なんです。だから無言の二人になぜかほのぼのさせられます。

ただ二人が行動する事で、他の人に災難が及んだり、逆に小さな幸せを運んだりするのも、彼らは「神様じゃなくそこに生きる人間なのだからあたりまえ」てなわけで、ある意味観客を無視してるその監督の態度がバシーンと気に入りました。
そして私には、それにより彼らが一般庶民の中にとけ込んでいくようにも見えて、なんとも素晴らしいとしか言いようのない映画を見せつけられた気がしました。

あー私バカだからうまく言葉にできなーい!悔しいです。
「甲賀忍法帖」でも読んで文章の勉強します☆

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コメント

☆もももさん、こちらにもコメントを残させて頂きます。

本作は、これまでに僕が鑑賞したギドク映画4本(『サマリア』、『弓』、『悪い男』、そして、本作品)の中でもって最も心奪われた一本です。

そして、今だに、この88分の映画時間にある妙味をいかに言葉に置き換えれば良いものやら…と言った
按配です。

>…一筋の光が入った時の暖かさを知ったような閃きに近い感覚

劇中幾つかの、主人公とヒロインが寄り添うような瞬間に僕もそれは感じ取りましたねぇ…。

殊に、あのエンディングのシークェンス、ヒロインが鏡の中に主人公を見つける以降は、何と言うか、恩寵の如しものに触れているような…そんな至福感を得られました。

―それでは失礼します。

投稿: ダーリン/Oh-Well | 2006年11月28日 (火) 21時27分

こちらにもコメ感謝します☆

えー「弓」みたんですか!!いいなぁ。
私は地方在住のためもちろん上映などしておらず、未だ見てません。ギドクの映画ってほんと、常任じゃない潔さを感じるんですよ。冷たい氷の上をうっすらと光があたってるみたいな。
(ポエム調ですみません)

とにかく「サマリア」に続き好きな映画です。^^

投稿: ももも | 2006年11月29日 (水) 16時54分

こんばんわ☆
コメント&TBありがとうございます。
家で映画観る時はワイン&タバコは最強ですよね!
キム・ギドク。本当に凄いとしか言いようが無いですね。この作品も言葉に表すのがためらうくらいでした。
彼の新作『絶対の愛』も楽しみで来月観に行っちゃいます~♪

投稿: orange | 2007年2月12日 (月) 00時37分

>Orange様

こちらこそありがとうございました!
新作でるんだ!知らなかったです!!地方ではきっとやらないでしょうから、またブログで感想読ませて頂いて、ちょっぴり観た気分に浸ろうと思います。(もちろん、あとで観ますけど★)

投稿: ももも | 2007年2月13日 (火) 10時08分

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