ヒストリー・オブ・バイオレンス
「イグジステンス」「スキャナーズ」「裸のランチ」の鬼才というより凶人、クロちゃんの新作映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観てきました。
「家庭」「暴力」といえばDVか!と勝手に解釈してましたが全く違いましたね^^;ある夫婦が幸せな家族生活を送っていると、突如1人の男がやってきて夫の知られざる過去をほのめかしていく事で、凄い展開になっていくお話です。
相変わらず「そこは撮らなくていい」というシーンを撮る監督でした。妻のコスプレ、近距離での頭爆発、最後のあのシーンで終わったときは「おい終わりかよ!」と、ベタなツッコミをしてしまいましたが、「これ以上は撮らなくてもわかるでしょ。」という監督の意図がうかがい知れた気がして勝手に納得してしまいました。あの家族の受け入れ方を見れば一目瞭然だと。この監督相変わらず不評を買ってるみたいですがこれでいいんだと思います。別に少数派支持するわけではないですが、こういう作品がヒットしたら世の中おかしいもの。笑
いつまでたってもみんなを満足させる映画を撮ろうとしない監督だなあ。そういうところがより彼を好きなった私です。
最近ちょっと路線変更したかなと不安になってましたが、あの殺しのシーンで「変わってないなあ」とうれしく思いました☆
これからもわが道を進んでほしいです☆
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コメント
こんにちは、もももさん。TBありがとうございます。
さすがクローネンバーグ監督のエロ&グロ描写でしたね。
リアルな殺人描写は凄かったし、もちろん妻のコスプレにド肝を抜かれました。
いやぁ相変わらずでうれしい限りです。
投稿: もじゃ | 2006年6月20日 (火) 14時13分
こちらこそありがとう御座います。
全くもって同感です。もっとシリの穴みたいな映像が多いかと思ってたので、勝手に意表をつかれました。笑
彼には長生きして頂きたいです☆
投稿: ももも | 2006年6月20日 (火) 14時42分
>相変わらず「そこは撮らなくていい」というシーンを撮る監督
うわはははは(笑)うまいことおっしゃいますな。
まさしくその通り。日本人がリメイクした場合、
あそこはセーラー服かぴちぴちのブルマーなんでしょうな。
投稿: ルー | 2007年2月20日 (火) 21時23分
>ルー様
コメ、TB返しありがとうございました!
私がその日本人監督だとすれば(恐れ多い事を^^;)そこのシーンは絶対「スク水」にします。(笑)
ちっちゃくて深いツボが散乱した作品でしたよね。
やっぱり大好き、この監督☆
またお邪魔します!
投稿: ももも | 2007年2月21日 (水) 10時31分