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サマリア

Photo_35 やっと見ました!キム・ギドク発「サマリア」です。
このDVDパッケージの写真エロいですね☆

援助交際で二人分の旅費を稼いでいた親友(ジェヨン)の死をきっかけに、その親友の罪滅ぼしをしようと決心する主人公(ヨジン)と、その「罪滅ぼし」の現場を見てしまった刑事の父親の娘に対する愛情と悲しみをギドク風に仕上げた作品。

ベルリン「銀熊賞」を取ったというのは聞いてたんですが、これほどとは思わなかった!「うつせみ」のほうが私は好きですが、これも近い物があります。

死んじゃった親友の子(ジェヨン)かわいいなあ。主人公(ヨジン)ブスだなぁ。と思ってたんだけど、罪滅ぼしをし始めたくらいからいきなりヨジンかわいくなるし!
ここでの「カワイクなるワケ」もジェヨンに憧れたヨジンの想い、ジェヨンに生きていて欲しい=自分がジェヨンのように振る舞えば・・・という思いからの「振り向き様の笑顔」と解釈しました。てか撮り方すげーな。たった一回の振り向きシーンにこんな感情を詰め込むとは。さ~すがギドク!そしてこれは私の思いこみじゃないはず。(かな?)

それとやはりあの「湖へ旅行に行くシーン」。
一つ一つのシーンが生きてるというクサイ表現しかできない自分に腹立ちますが、ほんと、要らないシーンは無いし全てが心に突き刺さる。切ないし悲しいような気もするんだけど、なんとなくホワーとするんですよね。淡々と映像だけ撮ってる様に見えて、「ここ!」という場面は逃さない。だけどチャーリーカウフマン(「エターナル・サンシャイン」の天才と呼ばれる脚本家)の様に「俺がオレが!」と絶対出しゃばらない。

毎回思うのが、ギドクって凄く宗教じみてると思います。すっげー宗教臭いんだけど片意地張って無くて、すげー自然体なんです。牧師が「ビースティボーイズの撮られっぱなし天国」観てはしゃいでるみたいな、NHKの「おはよう日本」を観ないと朝が始まらないみたいな、なーんかあか抜けてるんですよねぇ。(べつにビースティファンじゃないですけど☆)

「パスミルダ」「サマリア」「ソナタ」。うーん、どれも魅力的でいいわぁ。

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