インサイドマン
本日は女性デーなので見てきました「インサイドマン」。
この作品、サイトでいろいろ見てみましたがかなり人気が無いようです。
母は「LIMIT OF 海猿が見たい。」というので入り口で分かれました。バスで30分かかる映画館まで来て「ウミサル」見たいのか。おそらく母は伊藤英明のオシリをドアップで見たいんでしょう。「くず」で「トヨエツもいいけどこの子もいいわ~」と悩んでましたからね。
マンハッタンの信託銀行に強盗が入り、市警と交渉人と意味深な信託銀行の会長が関わるちょっと変わったクライムアクション映画です。
私はスパイクリーの作品が好きなので今までの映画はほとんど見ました。だから、本作が「アクション」と聞いて「人種差別を人生のテーマとする監督がなぜ娯楽作を?」と不安になったんですが、オープニング曲を聴いたら相変わらずいいセンスしてたので「彼は変わってない」と、まずほっとしました。
それと人質にとった黒人親子の子供が、PSPで黒人ギャングのゲームをやってたんです。それを観て犯人が「こんなひどいゲームやるな。」と言った一言でも「この作品はたんなるバイオレンスではにゃーい!」と確信しました。
確かに警察の行動は幼稚だったかもしれません。だから私はより隠れたテーマであろう、「人種差別」に目が行ったんだと思います。
NYという多国籍人種があつまる街でいろんな差別や批判がある現実を、スパイクリーは未だ目にし、それを作品にしていることにリーファンの私はとっても嬉しかったです☆
しかもその事をひじょーに上手く皮肉ってる!タバコプカプカしながら見たかった~!
でもでも一番感激したのは、やっぱり後半のデンゼルワシントン(交渉人)が犯人にキレて、銀行のほうへ歩いていくときの移動の演出!!
「クルックリン」でもブルックリンで生きる姉弟の姉が、弟をいじめる近所のアンパン野郎(スパイクリー本人!)を痛めつけるため棒を持って追いかけるシーンで同上の移動演出をしてました!これは面白い!絶対変だもん。笑 でもリーさんは好きなのね。
1人でニヤニヤしながら母と合流したら母はやっぱり「面白かった!ドキドキした」と「ポセイドン」の時と同じ事を言ってました。
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» 【映画】インサイド・マン [Glows in the Dark]
先週見ることができなかった『インサイド・マン』をついに観賞!!
しかも週末に見たのに火曜日に会社の同僚と2回目を観てしまいました。久々のオススメ映画です(*´Д`*)
内容は、ダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン)という男が完璧な銀行強盗の計画を立てそれを実行する... [続きを読む]
受信: 2006年7月 1日 (土) 21時02分
» インサイド・マン [しぇんて的風来坊ブログ]
まあ息抜きには面白かった。描こうとしていることを深くは思えない気もしますが。主題曲がインド映画音楽テイストなのが得した気分。まあ、たまにはアメリカ映画も観ないと。
公式サイト
インサイド・マン@映画生活/... [続きを読む]
受信: 2006年7月 2日 (日) 22時40分
» 映画/インサイドマン [ サ バ ペ]
映画「INSIDE MAN」
スパイクリー監督
出演
デンゼルワシントン、ウィレムデフォー
ジョディフォスター、クレイヴオーウェン [続きを読む]
受信: 2006年7月 4日 (火) 16時12分
» インサイド・マン [とにかく、映画好きなもので。]
この話は、犯人役のクライブ・オーウェンの独白で始まる。
今、言った事は二度と言わないといいながら、まるで牢獄のような密室で、一人語りを始めるのだ。
このシーンから、気を抜いてはいけない。
そして、白昼のマンハッタン....... [続きを読む]
受信: 2006年8月12日 (土) 18時35分
» インサイド・マン [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
インサイド・マン
大勢を人質に銀行に立てもこる強盗たち。終わってみれば、何も盗まれず、誰も殺されず、犯人の姿は消えた。完全犯罪?犯人と警察の駆け引きは、なかなか巧妙で、楽しめました。刑事たちのやり取りも気の利... [続きを読む]
受信: 2007年1月26日 (金) 21時58分
» インサイド・マン [5125年映画の旅]
名匠スパイク・リーがはじめて手掛けた完全娯楽作。といっても僕の場合、彼の作品は『25時』しか見たことがないので、あまり関係ありませんが。
銀行強盗VS警察という典型的なクライム・サスペンス。『インサイド・マン』というタイトルから、てっきり内通者の話なん...... [続きを読む]
受信: 2007年1月31日 (水) 20時09分
» 映画「インサイド・マン」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Inside Man
ウォールストリートとブロードウェイの交わるところ、マンハッタン信託銀行のインサイド、内部情報は不明だが、フェイント&完全犯罪の実行・・。
ダイヤも秘密文書も、なぜその情報を掴んだのか不明だが、ダルトン・ラッセル(クライブ・オーウェン)とその... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 01時39分
コメント
TB どうもありがとうございました。
台車ブーンはスパイク・リーの定番だったんですね~
ファンでない自分には、ただ「ナンだコレハ!」を笑うだけでした。
人種差別ネタでは、インド人が面白かったです。
「おい それは爆弾か?」 オイオイ・・・アラブ人じゃありませんよ・・・
投稿: Sushibar | 2006年7月 1日 (土) 21時13分
こちらこそコメントを残さずにTB失礼しました。
あの「アラブ人」発言、問題でしたね~。いやいやさすがと感服しました。
探せばまだまだツッコミどころが出てきそうな映画でしたね。
またお邪魔させてください☆
投稿: ももも | 2006年7月 2日 (日) 00時50分
>銀行のほうへ歩いていくときの移動の演出!!
あれはビックリしましたね。スパイク・リー作品にはあまり馴染みが無いもんですから。
悪役であるジョディ・フォスターにもっとインパクトがあれば良かったんですが。
投稿: えめきん | 2007年1月31日 (水) 20時22分
>えめきん様
コメありがとうございます!
確かにジョディいまいちでしたねー。知名度のある割にはぶっちゃけ演技が追いついてないのかな。ヒロイン女優だったから、こういう悪役は馴れてないんでしょうか。未だに私「プライトプラン」観てないですし…。
投稿: ももも | 2007年2月 1日 (木) 09時39分