陰日向に咲く
妻、子供のいるサラリーマンの主人公がウダウダウジウジと「劇団ひとりが考えそうな妄想」をメインとしたコメディ小説。
私は以前より友人などに「次に付き合うなら絶対劇団ひとりがいい」と断言しているほど彼が大好きです。私のロッカーにはデカデカと「劇団ひとり」のポスターが貼ってあるし、彼を好きだと公言した時の皆の微妙な顔つきも含めて、「やっぱり彼には私しかいない」と再確認する日々を過ごしていました。この本を読むまでは。
結論から言えば、私にはこの本の面白さがよくわかりません。
読み始めて彼の世界観は私を裏切らなかった。想像通り、そのまんまでした。昭和ぽい貧乏な大学生のような雰囲気といい、ジメジメとひとつのことを悩む姿といい、なるほどと思いました。「彼ならこう考えるだろう」と。
でもそれだけ。なので第二章あたりで退屈になってしまったのは事実です。そりゃ「全て読んでから物事言えやコラ」という事なんですが、これ以上読んでも読んだ端から忘れてしまいそうな内容だったため、あとは流し読みしてしまいました。
でも、彼は好き。なんとなく、好き。うん、多分。
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