隠された記憶
「ピアニスト」のミヒャエル・ハケネ作「隠された記憶」です。
テレビ局の人気キャスター・ジョルジュは、編集者の妻アンと一人息子ピエロの三人で平穏に暮らしていた。そんなある日、一本のビデオテープと不気味な絵が何者かによって送りつけられる。テープには、ジョルジュの家の前の風景が延々と撮られており…(映画生活)
この監督の作品はやはりかなり個性が強いんだと思います。とにかく空気感が独特。こういう人にホラー撮ってもらいたいワー☆
「ピアニスト」では恋愛映画なのに、終始不穏なよどんだ空気が流れる映像に感無量のワタシでしたが、今回はサスペンスに不気味さと不可解さを取り入れた映画のようです。
ぶっちゃけ、「ピアニスト」の方が意表をついてて私的には好きかな。でもこの映画、サスペンス=犯人捜しというモチーフを完璧に崩してきてるところが、さすがイッチャッテル監督ならではって感じで良いですね。相変わらず。(笑)
オープニングからかなりおかしい事になってので、「これは」と構えて観てましたがどうやら当たったようです。ショッキングシーンも道を歩くシーンも全て無音。そしてダラダラと続きます。この「気持ち悪い空気感」が好きな変人(私の事)にはいい映画ですね。これは私的にかなりのツボだったりします。
とにかく不気味で異様、そして緊張感が半端ないです。
ま、人にはお勧めできませんが個人で楽しむ作品かなと思いました。
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» 隠された記憶@ユーロスペース [ソウウツおかげでFLASHBACK現象]
映像が始まったと思ったらそれはビデオテープだった。夫のジョルジュ、妻のアン、一人息子のピエロからなる家庭に、子供が書いたような無邪気で残酷な絵を添えて、そのテープが頻繁に送られる。ストーカー的な内容に一家の不安は増殖の一途をたどった。
彼らの職業と暮らし... [続きを読む]
受信: 2006年12月20日 (水) 12時41分
» 隠された記憶 CACHE [travelyuu とらべるゆう MOVIE]
ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ主演
カンヌ国際映画祭 2005 監督賞、批評家連盟賞、
Prize of the Ecumenical Jury受賞
ヨーロッパ映画賞 2005 作品賞、男優賞、編集賞、
監督賞、国際評論家連盟賞受賞
LA批評家協会賞 2005 外国映画賞受賞
シカゴ批評家協会賞 2006 外国映画賞受賞
TVの討論番組の人気ホスト ジョルジュの一家はパリに住んでいます
何の変哲も無い 一家の元へ 自宅をロングショットで撮り続けた
ビデオが送られて来ます2時間... [続きを読む]
受信: 2006年12月20日 (水) 16時38分
» 隠された記憶 [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
ジョルジュはTVで活躍する人気キャスター。妻のアンも出版社で編集者として成功を収めています。二人の間には一人息子のピエロがいて、幸せな生活をしています。そこへ、ジョルジュの行動を映したビデオテープが次々と送られ、脅迫じみた絵が届けられたことで、家庭に波紋が広がっ... [続きを読む]
受信: 2006年12月20日 (水) 21時06分
» 『隠された記憶』 6.5P [OL映画でいやし生活]
私的オススメ度:6.5P『ブロークンフラワーズ』みようかと思ったんですが、私が大好きな辛口映画批評家さんが『隠された記憶』を大絶賛してたので、急遽期待に胸を膨らませて見にいってきましたぁ。【STORY】ある夫婦の元に送られてきた謎のビデオテープをきっかけに...... [続きを読む]
受信: 2006年12月20日 (水) 23時09分
» 隠された記憶 [h]
今年、劇場で見た21本目。「隠された記憶」。
フランスのスリラー。
カンヌ映画祭監督賞受賞という功績と
「ラストカットに全世界が驚... [続きを読む]
受信: 2006年12月21日 (木) 00時17分
» [ 隠された記憶 ]コピーで煽るのはやめてくれ! [アロハ坊主の日がな一日]
[ 隠された記憶 ]@渋谷で鑑賞。
本作は第58回カンヌ国際映画祭にて最優秀監督賞含め3部門
の受賞。監督は[ ピアニスト ]を手がけたミヒャエル・ハネケ。
ミヒャエル・ハネケ監督は、常に人間の本質を描き、かつ怖
さを感じるショッキングな映像。[ ピアニスト ]のラスト
も今でも脳裏にこびりついている。
「ラストカットに全世界が震撼!」
本作の予告やチラシでのコピー。[ ピアニスト ]に引き
続きの展開。
そして[ ピアニスト ]に引き続き、パンフレットは全面シ... [続きを読む]
受信: 2006年12月21日 (木) 00時53分
» 【映画】隠された記憶 [Glows in the Dark]
「ピアニスト」「ファニーゲーム」(どっちも知らない)の監督のミヒャエル・ハケネの新作『隠された記憶」を観賞。
ストーリー(公式サイトより抜粋):
テレビ局の人気キャスターである
ジョルジュ(ダニエル・オートゥイユ)と
美しい妻アン(ジュ... [続きを読む]
受信: 2006年12月21日 (木) 13時17分
» 「隠された記憶」 [NUMB]
隠された記憶
「隠された記憶」 ★★★★
CACHE、HIDDEN (2005年フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア)
監督:ミヒャエル・ハネケ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエ... [続きを読む]
受信: 2007年1月21日 (日) 14時49分
» 隠された記憶 [とんとん亭]
「隠された記憶」 2006年 仏
★★★★
一度観ただけでは、わかりにくかったです。
冒頭の家を映した映像が急に早送りになって、猫がリモコンを踏んだかな?
とか、途中何度も同じ画像で止まり、DVDの裏面が汚れていたり、傷
がついてると止まったまま動...... [続きを読む]
受信: 2007年2月14日 (水) 22時16分
コメント
もももさん、こんばんは~★
沢山TB&コメ有難うございました(^.^)
この映画ですが、子供達の復讐なのか、主人公の観た夢なのか、今もはっきりわかりません。
鶏の生首と、あのシーン・・・怖かったですね。ドキドキしました。
投稿: とんちゃん | 2007年2月14日 (水) 22時14分
>とんちゃん様
こちらこそありがとうございました★
鶏がバタバタもがいてるシーンは、怖くて怖くてフリーズしてしまいました。それでもこの監督の持つ威圧感についハマって観てしまうんですよね、ワタシ^^;
またお邪魔させて下さい。
投稿: ももも | 2007年2月15日 (木) 09時45分
やっぱりハネケ監督といえば、史上最凶のホラー(ジャンルでいうとやっぱりホラーになりますよね。スリラーかなぁ)、
「ファニーゲーム」のイメージが未だに抜けず、
このヒトは黒板を爪でひっかくような音をきかせるような映画を撮る天才だと今でも思っております。
投稿: ルー | 2007年2月20日 (火) 21時26分
>ルー様
お世話になります!
「黒板を爪でひっかくような音~」とは!まさにそうですよね。あの不快感は生まれ持って誰しもあるもの。それを撮ってしまう監督として、やっぱこの人がキング・オブ・不快(監督)! (笑)
私も最近「ホラー」と「スリラー、サスペンス」の定義がよくわからなくなってます。店でのジャンル分けは「サスペンス」になってましたよ…。難しいですよね。
コメントありがとうございました!
投稿: ももも | 2007年2月21日 (水) 10時45分