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30days ・イスラム修行を30日間・ゲイと一緒に30日間

30days 前から見たかった「30Days」です。今回は3話と4話。

・イスラム修行を30日間
敬虔なクリスチャンの男性が、慣れ親しんだ家族や友人の元を離れ、“9.11”アメリカ同時多発テロ事件以降、偏見や差別に悩まされている米国内のイスラムのコミュニティで30日間生活してみることに。生まれてはじめてイスラムの側から社会と接することで、彼は自身の信仰心や他宗教への寛容を試され、さまざまな精神的葛藤と向き合う。果たして30日間で、米国内のクリスチャンとムスリムは良き友人となれるのか!?

9.11事件後のアメリカとイスラム(この場合は教徒)の偏見や差別は著しく悪いという事が明確に伝わるこの企画。まー多少のヤラセor脚色はあるでしょうけど、アメリカ人に「イスラムというと?」と聞くと揃って「テロリスト」と連想させてしまう状況には問題があると思いました。平和な日本に住んでる私が何言うかって感じですけど、ちょっとこれは…正直引きましたし、敬虔なイスラム教徒が本当に気の毒だと感じました。

・ゲイと一緒に30日間
信心深く保守的な24歳の男性。同性愛恐怖症でもある彼が、米国内有数のゲイコミュニティで30日間生活することに。ゲイとルームシェア、ゲイとスポーツ、ゲイのクライアントと仕事するなど、ゲイとともにありとあらゆる社会一般生活を送るうち、国内でいまだ多くの嫌悪感を向けられるマイノリティとして生きることがどういうことかを、身をもって考えさせられる。第3話に引き続き、パーソナルな視点から米国内の保守性や不寛容に挑戦する。

「見せ物」としてはなかなか面白い出来だと思いました。ただ、陸軍出のこの24歳男性、見るからにゲイに好かれそうな顔して、ゲイに「触るな!」とか言うのって、まさにミニスカートはいて「覗くな!」と怒る女子高生の様でした。いや、覗くのは良くないですけどね。
しかも彼のルームメイトの人、すっごく人が良さそうな穏やか系で好印象☆彼が来るのでドレッサー室を清楚な客間にしてあげたりお花を飾ってあげたりして(手作りっぽいところがミソ!)細心の注意を払ってあげたりしてるところなんか、か、かわいすぎる!!

30日間だけではどれも大きな変化はみられないけど、それぞれのコミュニティや環境をのぞき見出来るのは興味深くてなかなか面白いですね。

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ワールドトレードセンター

Photo_190 「ワールドトレードセンター」です。

9.11テロの際、崩壊したワールド・トレード・センタービルから奇跡の生還を遂げた二人の警官の感動の実話を映画化!2001年9月11日、午前8時40分過ぎ、ニューヨークのシンボルとも言える2つのタワーに旅客機が相次いで激突した。港湾局警察官ジョン・マクローリンは部下のウィル・ヒメノたちを率いて現場に急行。惨状に呆然としながらもビル内部に被災者の救出へと向かうが…。

ヒメノ役のマイケル・ペーニャが好きなので観ました。
前半のビルへ入っていくシーンは、何とも緊張感ありまくりで、期待度はマックス。
しかし、上階へ上がる前にビルは崩壊し、瓦礫の中に閉じこめられ身動きの出来ない状態になってしまった二人をみて、私の期待はまたしぼんでしまいました。

そのあとはひたすら暗闇で、上から落ちてくるコンクリの塊をよけたり、恐怖と対面する二人の姿を延々と撮り続けています。こういった閉鎖的な環境から、戦争やテロや死への恐怖などを撮っているんだと思うんですが、私にはこれがいまいちでした。というか上手く表現しきれてない気がするというのが率直な感想です。

プロバガンダにはなってない反面、ちょっと単なるヒューマンドラマと化してしまっているあたり、そして生還した二人が英雄のように扱われているあたり、勿論、人を助けに行き、そして想像絶する恐怖と闘ったわけだから英雄に値するのはわかりますが、この狭い空間での話を、どうしても戦争に結びつけられずヒーロー物で終わってる気がしてならないです。光を映すなら闇も映して欲しかった。
肝心の何千と死んだ人間についての話はテロップのみという扱いも、大好きなペーニャの演技も思っていたほどではないし…どうも私にはしっくりこなかったです。

うーん、最近激しい作品を観すぎたのかな…。
どちらにしてもテロ、戦争映画を「ヒューマンドラマ作」としてしまうのは抵抗があります。
(単に苦手なだけですが)

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トゥモロー・ワールド

Children_of_men 「トゥモロー・ワールド」です。 【ちょっとネタバレ】

子供が誕生しなくなってしまった近未来を舞台に、人類存亡の“鍵”を巡る攻防を、製作費120億円を投じて描いたSFアクション巨編!出生率の低下、繰り返されるテロ活動…決して空想ではない真実の未来図を徹底したリアリズムと壮大なスケールで描く。

以前より評判は聞いていましたが、正直ここまで凄いとは想像していませんでした。私の直球ド真ん中映画です。まさに心臓をえぐられたような衝撃が走りました。

2027年の未来が舞台なんですが、いままで観てきた近未来のテクノチックな映像は、ほとんど無く、イギリス以外の国は全て崩壊し、残すイギリスでも「出生率0%」という人類滅亡の危機に瀕した世界が描かれています。
そして今のイギリスに瓦礫を足したような、内戦を起こしたような背景の映像から始まり、冒頭の「Children of men」のテロップの出し方についてもどこかで観たような…。

うんうん考えながら観てたら、主人公テオ(クレイブ・オーウェン)の親友が出てきてようやくわかりました。
これはフラワーチルドレン、ヒッピームーブメント、思想やデモや抗争、過激派、独裁政治や収容所や貧困といった、60~70~80年代を強く意識して折り込まれいると思いました。現にこの親友夫婦もヒッピーだし、テオも元活動家で、彼の元彼女(ジュリアン・ムーア)も現役の過激派の活動グループリーダーですし。そしてお話の中で重大な「ある事」が起こり、テオ達はそれを送り届けるため人間研究船「トゥモロー号」へと向かう訳ですが、この船は「ノアの箱船」のようにお話の中では大きな目標となってるわけです。

私が本作に凄く感銘を受けたのは、この内容以上にその抗争の「戦争風景」です。グロくなく、それでいて痛そうとかではないのにとにかく怖い。それもジリジリくる恐怖ではなく、もっと突発的に、あっけなく人が死んでいく様をこれでもかと見させられます。この冷酷かつ非道な風景に、私は凍り付いてしまいました。とにかく終始戦争を本当に目の当たりにしてる様な、緊張感と雰囲気に包まれます。
(この監督、前作では「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を撮った人みたいですが、思い起こせばハリポタでも「この監督、撮り方上手いなぁ」と感じてました 若いんだよね

こんなにグレーな風景なのに、とにかく、とにかくリアリティがあります。そして本当にその場で人が死んでいく様をみさせられてる感覚に陥りました。この描写力は凄い。

それと、最後の終わり方、いやいやあれはGOODです。問題の多い今の世の中「トゥモローワールド」のラストの様に小さな希望を残して…。

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79回 アカデミー賞発表 速報

【2007年79回アカデミー賞 結果発表】

・作品賞  「ディパーテッド」

・監督賞  マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」

・主演男優賞  フォレスト・ウィテカー 「ラストキング・オブ・スコットランド」

・主演女優賞  ヘレン・ミレン「クィーン」 

・助演女優賞  ジェニファー・ハドソン

・助演男優賞  アラン・アーキン

・短篇ドキュメンタリー賞  「ザ・ブラッド・オブ・インズー・ディストリクト(原題)」 

・外国語映画賞  「善き人のためのソナタ」(ドイツ)

・撮影賞  「パンズ・ラビリンス(原題)」

・衣装デザイン賞  「マリー・アントワネット」

・脚色賞  「ディパーテッド」

・長編アニメ映画賞  「ハッピー フィート」

・録音賞  「ドリームガールズ」

・音響編集賞  「硫黄島からの手紙」

・短篇実写映画賞  「ウエスト・バンク・ストーリー(原題)」

・短篇実写映画賞  「ウエスト・バンク・ストーリー(原題)」

・短篇アニメ映画賞  「ザ・デニッシュ・ポエット(原題)」

・メイクアップ賞  「パンズ・ラビリンス(原題)」

・美術賞  「パンズ・ラビリンス(原題)」

受賞おめでとうございます!
週末「ドリームガールズ」見に行こうと思ったけど混んでそうだなー…(2007/2/26 15:21)

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クロス・レクイエム ワイヤー・イン・ザ・ブラッド

Photo_189 ~ワイヤー・イン・ザ・ブラッド~

「クロス・レクイエム」です。

「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」シリーズのスタッフ&キャストが贈るサイコホラー。警部に昇進したキャロル・ジョーダンと心理分析官、トニー・ヒルを待っていた新たな事件は、首の骨を折られ顔にアルファベットの「V」の焼印を押された殺人事件だった。(ぽすれん)

こないだ初めて1作目を観ました。
それで本作は…えと何話目になるのかな…あ、シーズン2の第三話でした。

冒頭からキャロルは相当イライラしてました。感じ悪いな~と思ったら、ヤキモチだったんですね。うーん、それにしてもキャロル、ヤキモチ焼きすぎ。ほぼラストまでイライラしてるじゃん。しかもあんまり謝らないし。あ、ベッドで謝るのか!(バカかあたしは)
昇進でイラついてるみたいだけど、「変人扱い」をされるトニーがちょっと可哀相…。

キャロルが嫌う市民の悪、コクラン氏が初めからやたらとキャロルに嫌われてる理由がよくわからないんだけど、2話でなんかあったのかな。(どれが2話かわからない…)

相変わらず意外な人物が犯人だったんだけど、それよりも今回のトニーのプロファイルはあんまり使えなかったのが残念。多分キャロルとの不調和が引き起こしたと思うんですが。キャロル!ベッドで謝れ!(まだ言うか^^;)

残すところは「デス・ペナルティー」と「クライング・ドール」。
全部見終わったら話順に分けて面白かったランキングも作りたいなぁ。

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トランスポーター2

Photo_188 「トランスポーター2」です。

!“運び屋”から引退し、マイアミで6歳の少年ジャックの運転手として働くフランク。平穏な日々も束の間、ジャックが女殺し屋に誘拐される。フランクは決死の覚悟で敵のアジトヘ乗り込むが、敵の狙いは身代金ではなかった…。“運び屋”のプライドを賭けた闘いが再び始まる!

本作を観るため、ちょっと前に「1」を観ました。結果、私はこの「2」の方が好きです。
前作は言うならばちょっとありきたりな「あーベッソンならこういうの作るよね」といった映画だった気がします。お陰でもう内容忘れてきてるし。
だけど、本作に出てくる主人公には、以前よりもちょっとチャーミングな印象が残りました。恐らく、彼の子供へ対する接し方と、惨事が起こったときの周りへの気配りというか自分も張本人なのに無表情で「大丈夫か」と声をかけたり、かばったりする仕草には笑えました。そういう面でも凄く相手を尊重してる人なんだと感じました。

それにしても車同士が正面衝突するシーン、あのときはやっぱジェイスンはワイヤーで吊されてるんですよね?

もう一度「1」を観てみようかな。

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博士の愛した数式

Photo_187 「ホラーばっか観てないで!」と母に薦められました「博士の愛した数式」です。

数学教師の渾名はルート。彼が大好きな博士が名づけてくれた名だ。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。

めっきり邦画がニガテになっていた私にとって、邦画を観ること自体がちょっとした賭けだったんですが、本作は意外にもかなり面白かったです。
私自身数学は大好きだったので、教授と家政婦のやりとりを見ているウチにいろいろ懐かしくなって一緒に数式をアレコレ考えてしまいました。

それと本作の中では、数式への愛情を越えたNへの教授の気持ちが全てであり、それ以外のものへはまるきり説明不足という点も、ファンタジーだからこその曖昧さとして「良い方に」捉えたので、全く違和感を感じませんでした。
でも肝心の、教授の「記憶障害」(80分経つと全て忘れてしまう)についての描き方がかなりアバウトだったのが「?」でしたが、 寺尾聰のすっとぼけたような真顔や柔らかい笑顔を観ると、そういった矛盾は吹き飛んでしまいました。この人ってこういう演技が出来る人なんだ…。へ~知らなかった。

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」より数学の知識を折り込んでいて「50回目のファーストキス」より記憶障害について曖昧だけど、綺麗すぎずまとまりすぎて無いこの緩さが、今までの邦画と比べて観ても私は断然良いと思いました。

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地獄の変異

Photo_186 「地獄の変異」です。 【ネタバレあり】

ルーマニア・カルパチア山脈の奥深くに永きにわたり封印された巨大洞窟が発見された。探検隊による探索が開始され、順調に地下深くへと進んでいくが、途中隊員の一人が姿を消してしまう。恐怖に駆られる隊員たちの前に現れた想像を絶する生命体。果たして、彼らは無事生きて地上に戻ることができるのだろうか!?(映画生活)

出口を失った巨大洞窟と澄みきった地下水の色鮮やかな景色。迷い込んだ人間とクリーチャーとの戦い。どうしても比較してみてしまう映画は「ディセント」…。

本作を観る前は、もっとグロイ演出が多い作品かと思ってましたが、意外とそうでもなかったです。そして出てくる俳優がみんな結構男前&いい女なのが違和感ありました。いままで観てきたホラーでこういったメンツで面白かった試しがないのでちょっと不安が残ります。
そして肝心の「地底人」。こちらはヒト型ではなかったです!そしてその「地底人」の動きとかが…扱われ方というか撮影の仕方が…まさに「エイリアン3」!!なんか新鮮味が無いんですけど~?!どうなんでしょうか。

そして、パッパッと変わる映像のせいでメインの「地底人」をしっかり見定める事がちょっと困難なまま終了。 あり…?

勝手に期待しといてナンですが、うーん、いまいち…。
A級になりきれてないB級として捉えれば無難な作品って感じです。

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ワイヤー・イン・ザ・ブラッド

Photo_185 シリーズ8作目にしてようやく1作目を鑑賞!だっていつもレンタルされてるんだモン。

「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」です。

拷問された男の死体が発見され、連続殺人と断定される。
警部補のキャロルは犯罪心理学教授のトニーへ捜査の依頼をした。

シリーズ第一作目なので、トニーとキャロルのぎこちない風景とか沢山観れるかと思ったのですがこれが意外とあっさり。それよりも異常性の強い事件の方がインパクト大でした。(今回に限らないけど)犯人はかなりの「拷問マニア」こいつ、パソコンでアレコレ拷問のシュミレートをするんですが、これがムカツクほどキモい!「ふふ…」とか言ってるし。

本作ではまだキャロルとトニーの間に何らかの確執があります。流れを踏んでない私にはよくわからないですが、本編とはあまり関係なさそうです。

それにしてもなんとトニー!深入りしすぎて犯人に捕まり拷問を受ける事に!

(これに関しては次作「キリング・シャドー」で少し流れます)
いやいや刑事が犯人に捕まる事はあっても教授が捕まる作品て稀ですよ。しかも妄想特急のトニーが捕まるなんて、なんて危なっかしいの!ヒヤヒヤしました。

それなのにトニー、「負ける気しねぇ」といった表情で犯人の心理を読みまくってましたが、トニーくん、8割アソコ出てるよ…(ここは笑い処?…じゃないよね)

終始シリアスな場面が続く本作。
終わってみて思うことは…やっぱこれTVにしては豪華すぎない?
なんだかんだいいながらもやっぱり面白かったです。

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もしも昨日が選べたら

Photo_184 アダム・サンドラー&ケイト・ベッキンセール「もしも昨日が選べたら」です。

愛する妻と2人の子供を持つマイケル。彼は出世こそが家族の幸せと考え、家族と過ごす時間よりも仕事を優先させてきた。そんなある日のこと。彼は人生さえも自在に操れてしまう万能リモコンを手に入れる。

ぶっちゃけ、ここまで面白いとは思わなかったです。しかもしっかり泣いてしまいました。
リモコン自体も「イマドキ」の風潮に乗ってて見やすいんですがそれよりも、笑える要素が多い!しかも悶絶するほど下ネタだらけ…。
しかしケイト美女は、そんな下ネタに動じることなく淡々と美女オーラを醸し出してそつなく妻役に徹してました。そしてここでの特記すべきはやっぱり大好きなアダム・サンドラーとクリストファー・ウォーケン!彼らのバカ&可愛いっぷりには拍手です。

前半をコメディで突っ走ったので、後半はどうなるかとヒヤヒヤしましたが笑いのツボは押さえつつ泣かせるという高度なテクニックでノックアウトです。

アダム・サンドラー、この調子で良い作品にでまくって頂きたい。
ベン・スティラー、ジャック・ブラックのセレブ風に吹かれて、彼らの二の舞にはならないで!!

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バタリアン5

Photo_183皆様のHPを参考にしてるうち、見たくなってしまいました。
「バタリアン5」です。

「トライオキシン5」を精製し、トリップ用のドラッグを作ってしまった学生達。そしてハロウィ ンナイトの夜、1人…また1人とゾンビになってゆく…。タールマン登場!

本作、「バタリアン4」より面白かったです。「4」はちょっとマジメに作りすぎた感がありましたが、こちらは結構フザけています。もちろん元祖「1」に比べればまだまだではあるものの、おっぱいペロリも盛りだくさん(割と)だし、タールマンのヒッチハイクも不意打ちでウケてしまいました。くそー。

でも「4」同様、ゾンビくん達肝心の脳みそ食べてないよ…。しかもコレR-15って、一体何を規制してるのか。え?オッパイ?しかし、やっぱりなんか疲れた…。

それにしても、仮装パーティで怪物(ゾンビ)が出てくる映画ってなんかあったような…?

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ウィッチ・コード

Photo_182 ~ワイヤー・イン・ザ・ブラッド~

「ウィッチ・コード」です。(ぽすれんでレンタル)

イギリスのTVドラマ「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」続編。ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」シリーズのスタッフが新たに作り上げたサイコホラー。工事中のホテルで発見された3つの白骨死体。検死の結果、その内1体の推定死亡時期は500年前とわかる。警部補・キャロルと心理分析官・トニーは捜査を開始するのだが…。(ぽすれん)

犯罪心理学教授のトニーは今回も結構悩んでました。そして犯人像が浮かび上がってきても、やっぱりトニーはいまいちしっくりこないのです。自分が100%納得するまで追求しまくるトニーに今回も感心しちゃいました。

ほんと、このシリーズは原作は勿論監督も上手いわ。毎回ラスト10分まで真相がわからない!しかもこの緊迫感!…て、ワタシ毎回言ってる?え?

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千年女優

Photo_181 やっと観れました「千年女優」です。

学生の時に一度だけ出会った男性に恋をした千代子は、彼との再会を夢見て女優になり、時空を越えた旅を始める。

有名な今敏監督作品。
まずジブリのような精巧なアニメーションではなく、日本独自の細やかで巧妙なデザインや動きに釘付けになりました。
お話も良くできているので、一度で全てを集約するのはもったいない位素晴らしい出来映えです。
ラストに関してはちょっと驚きましたが(そういうオチとはおもわなかったので)、2度目に観た時はまた違う印象で感じられました。

うーん、こりゃ何度も観れるなぁ。DVD買うかな。

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恋人はゴースト

Photo_180 アゴ姉ことリーズ・ウィザースプーンの「恋人はゴースト」です。

一人暮らしを始めたデヴィッド。最愛の妻を亡くした悲しみから立ち直れないでいる彼の前に、元気でキュートなゴースト、エリザベスが現れる。彼女の身元を一緒に探しているうちに二人の距離は次第に縮まっていくが…。

結構お気楽ラブコメディでした。しかもオカルト書店の店員はジョン・ヘダー!(バス男)
妖しい店員の口調から発せられる言葉を、まるまる信じてしまう主役二人の様子とか、何か起こった時の周りの人の反応とか、もう少しひねってほしかったです。なんとなく、脇役のキャラを上手く使いきれてない気がしました。デヴィットの友人なんかなかなか濃いキャラっぽいのに、あっさり味で使われてるし。もったいない。

しかもスピルバーグの製作陣が集結して作ったんですね!
いや、本編とは特別関係ないですがちょっと意外。でも、要領の悪さとか納得。

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LIMIT OF LOVE海猿

Limit_of_lve 「LIMT OF LOVE海猿」を観ました。

海上保安官、仙崎大輔は潜水士となって早2年。機動救難隊員として海難救助の最前線で働いていた。そんななか、鹿児島沖3キロで大型フェリー・くろーばー号の座礁事故が発生。船は凄まじい速さで浸水し、船内には195台もの車があり引火すれば大爆発が起きる。620名もの乗客はパニックを起こし逃げ惑う。そしてそこには偶然にも船に乗り合わせていた恋人、環菜の姿が…。(映画生活)

「感動アクション巨編」はニガテですが、観なければその良さはわからないと思い、鑑賞しましたが、結果やっぱりいまいち…。

劇場版の第一作は、それでも見やすく笑いもあり面白かったですが、やはり真面目な恋愛アクションとなると、この妙に甘ったるい内容がカンに触ります。いちいちセリフが長くてまどろっこしいです。それもそのはず、先日NHKの「最近の日本映画について」という特集をたまたま観たのですが、そこで東宝の企画調整部(多分)の人が「今は消費者のニーズにあわせたわかりやすい感動をテーマとして、手軽に感動できる作品を作るよう心がけてます」と言ってました。
バカにしてんのか、おい。

ただ、この作品の中でのアクションやCGについては見どころだと思いました。邦画でここまで出来るのはスゴいと感心です。

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やわらかい生活

Photo_179 同監督の「ヴァイブレータ」が好きだったので観ました。

「やわらかい生活」です。

ある事をきっかけに精神病を患った優子(寺島しのぶ)は「粋のない街蒲田」へ引っ越してくる。彼女と彼女を取り巻く人間の群像劇。

「やわらかい」と書いてあったので、もっとやわらかい、ほのぼのした映画かなと思ってましたが、見事そのあたりは裏切られました。でも、この監督の醸し出す「30代前半女の寂しさ」「後がない感じの緊張」という色は好きなので(自分とも被るので…^^;)作品としては気に入りました。
でも(原作は知りませんが)本編をみる限りではどの辺が「やわらかい」のかいまいちわかんなかったです。もっとほぐしてもいいのになーと思いました。

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ダーマ&グレッグ

Photo_178 サイトで話題の「ダーマ&グレッグ」を観ました。

電車の中でひとめぼれしたダーマとグレッグはその日に結婚してしまうが、ヒッピー家のダーマと検事一家のグレック家とでは、価値観も見た目もかなり違うため衝突しまくる爆笑コメディ。

始まったとき「後ろで笑い声が聞こえるドリフスタイル」のコメディだという事に気付き、失敗かなと(個人的に苦手)思ったんですが、意外や意外、面白い!
とにかく、両家のすれ違い度のレベルがケタ外れに違うのと、主役のダーマが超天然に対しグレッグが穏和なのと、下ネタが結構過激な割にはキツい感じがしないから、観ていてつい笑ってしまう。しかもダーマの吹き替えの声もいい

なんだかんだ結構ピースフルなコメディです。

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キリング・シャドー

Photo_177 ~ワイヤー・イン・ザ・ブラッド~

「キリング・シャドー」です。

湖から白骨化死体が見つかり、鑑定したところ十代の女性だと判明。行方不明者を洗っているとまた次の死体が見つかり、連続殺人犯と断定する警部キャロル。彼女は犯罪心理捜査官トニーの手を借りることにするが…。

今回もトニーとキャロルの事件簿です。
いままで観た中では恐らく一番初期の作品の様です。トニーとキャロルが敵対?してます。どうやらキャロルはトニーを受け入れたくないみたい。しかもトニーはこの回の前に前回の犯人に拷問を受けていたらしいことがわかりました。そしてトニーは「自分を拷問した人と話が出来る(拷問後に)なんてなかなか無いからね」と話します。いつも弱腰のトニーだけど根性はあります。(意地?)

受け入れられていない状況でも、トニーの推理は相変わらず冴えていて、初めにポロリと真相を突き止めていました。だけど、仮想段階でその上横からキャロルがちょっと反発気味なニュアンスを出すので、後期の作品の時のように「同時に他の出来事が起こる」という事はありませんでした。ちょっと事件にいっぱいいっぱいな感じ。

でもやっぱりラスト10分まで真犯人がわからず、しかもその犯人は必ず身近にいる人物だったという設定はほんと凄い。まだまだ私の心を掴んで離しません!

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ウィスキー

Photo_176 ウルグアイ映画「ウィスキー」です。【ネタバレ有り】

ウルグアイのさびれた靴下工場。無口な工場経営者ハコボと逆さ言葉が得意の真面目な従業員マルタ、そしてブラジル仕込みの陽気な男エルマン。小さな嘘は人生を変える?

無愛想な顔をした独身中年のマルタが、ハコボの弟エルマンにほのかな恋心を抱くことで、彼女の人生が変わっていく…といったお話ですが、全編において、説明らしい説明の会話などは一切無いため、マルタが何でハコボの妻のマネをしなくてはならないのか、マルタは何を考えてるのか、それよりマルタは独身かどうかなど全てを「状況判断」と「観客の妄想」でしか推測できないので、かなり凝視して観ちゃいました。(あらすじを読まないから尚のことかも)

で、私が思ったのはマルタは初めハコボの事が多少好きなんだと思ったのと、エルマンは子供はいるが妻とはうまくいっていない(もしくはいない?)、マルタはエルマンの部屋でイチャイチャした!=マルタはエルマンが好きになるが遠回しに断られる。
そしてラストはブラジルに行かないで、家にいる! ハコボから「卒業」したマルタは1人、新たな人生に旅立つ。 んだと思いました。

ま、こういう作品ってあんまり細かくツッコむ映画じゃないと思いますけど、面白かったのでちょっとツッコミたくなります。

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ばかのハコ船

Photo_173 やっと観れた「ばかのハコ船」です。

愛想もなく、要領も悪く商売からかけ離れているカップルが、東京で自主販売に挑戦するが失敗。借金を作ってしまい実家へ戻って再挑戦するがそれも上手くいかず、だらけた毎日を過ごす2人だが・・・。

こういう作品、案外私は苦手だったりするので恐る恐る観ました。
案の定「人気のあるヘタウマ漫画を見終わった時の感情」に近くなりました。ヘタなんだか上手いんだか、面白いのか面白くないのか、よくわからなかったです。
それともう一つ、面白いとかよりも、この主人公のダメ男ぷりがムカついてしまって感情移入どころか、ラストまで何ともならない主人公に、見ていながら軽く嫌気を感じました。
オフビートの空気感とか、支持されるのはなんとなくわかりますが、この気怠さは苦手。

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アローン・イン・ザ・ダーク

Photo_172 「アローン・イン・ザ・ダーク」です。クリスチャン・スレーター出てます。

自分と同じ孤児院で育った19人が失踪するという事件を調査していたエドワード。ある日、彼が持つ古代アビカニ族の遺物を狙って、古代モンスターたちに襲われる様になるが、特殊部隊の協力によって攻撃をかいくぐり、真相を探っていく。彼らに待ち受ける驚愕の事実とは…。(映画生活)

本作を観る前は「きっとB級だろう」と思ってたけれど、やっぱり内容も脚本も完璧B級以下な感じでガッカリ…。

しかも後で気付きましたが、これ、元ネタがゲームだったんですね。
ということはこの作品はゲームをした人が楽しむ作品なのかな。というのも、あらすじや、話の流れがかなり大ざっぱ。そのくせ、エイリアン関係には力を入れてるようです。ただ、(ゲームはしりませんが)あのオチはいかがなものか…。欲求不満になりました。

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プライマー

Primer この作品、「シンセを作る人のドキュメント」だと勝手に思ってました。
始まってみてそりゃそりゃビツクリ。(大汗)


「プライマー」です。

電子工学の実験をする社会人の4人だが、そのうちの二人が「ある実験」をしたことでなんとタイムトラベラーを作ってしまう。

冒頭で書きましたが、私、何をどう間違えたのかコレを「シンセを作るまでのドキュメント」だと完璧に大大勘違いをし、音楽好きの696君と共に本作を楽しみに鑑賞。

オープニングでそれらしい音楽が流れ(ちょっとダサいと思いつつ ^^;)
「俺の言う言葉を黙って聞け」の言葉に二人して「ハイッ!」と言いながら見始めたのですが…。機械の説明を見続けていくにつれ…研究チームの仲間割れ…新しい機械の製作…?…あれ?……あれれ?
「AとBを行き来すると時間が短縮」…? 
え?…コレワープの話だったの??! と勝手にズッコケてしまいました。

その後お話の中ではいろいろありまして、ひとことで言えば今まで見た様なタイムトラベラーの話とはちょっと違うかな、ということです。

そしてSFなのに結構シリアスというか、謎めいてる部分が多いです。
しかもよくわからないうちに終了。

なんとなく理解は出来ますが難しいです。しかもそれを解き明かそうと思うほど面白くもない。勘違いしておいて何言うかって感じですけど。

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ローズ・イン・タイドランド

Photo_170 地方に住んでいるのでなかなかこういった作品は見れず、やっとレンタル解禁になりました。「ローズ・イン・タイドランド」です。

元ロックスターでヘロイン中毒の父と、覚醒剤中毒(多分…)の母親を持つ、妄想好きのローズ。ある日、母親が心臓マヒ(多分…)で他界し、父親と二人でおばあちゃんのいる田舎へ引っ越すが…。

このあらすじだけ見ても充分ブラックで面白そう。そしてやっぱり面白かった。
廃退的イメージは「未来世紀ブラジル」と変わらないものの、ローズの無邪気さがより内容を刹那的なものにしてるにも関わらずつい笑ってしまいます

この作品、「原作に忠実」だそうですが、一体どんな原作なんだろ。読んでみたくなりました。
それにしても、剥製にされ腐っていく父親を見て、ローズは死を実感していたのかな。

そして死臭の漂うファンタジーにも関わらずなんとラストはハッピーエンド!
やるなあギリアム。

ディケンズ役のブレンダン・フレッチャー、先日観た「アローン・イン・ザ・ダーク」にも出演してました。
あまりのイマドキ風に調べてみたら…
超イケメンでないの~!
(下線部をクリックすればイケメン観れます☆)

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エンジェル・オブ・デス -ワイヤー・イン・ザ・ブラッド-

Photo_169 ~ワイヤー・イン・ザ・ブラッド~

もう私の中で何シリーズの何話目なんか関係なくなってます。本当に前後のつながりがほぼ皆無のこの作品。

「エンジェル・オブ・デス」です。

救急病棟で謎の突然死が連続して起こるようになり、犯罪心理学教授のトニーと警部のキャロルはいろいろな証拠から「この犯人は原理主義者(イスラム教徒)だ」と断定する。するとそれを聞いた政府の軍人は「これはテロに関係する」と言い始め、自体は最悪の動きを見せる…。

今回のトニーはいつにも増して熱くなってます。
そして私の頭脳は相変わらずトニーの考えを全く読めず、相変わらずラストに驚かされます。す、すごいぞトニー!

特筆すべきは、この回でのトニーとキャロルの間柄。
前回観た「バッドシード」や「9PM」に比べお互いを意識していない感じでした。まだまだ恋に発展していないって事だね。以上、独り言でした^^;

それにしてもイギリス英語って、こうどうして単語で会話してるように聞こえちゃうのでしょうか。なんとなく演技がヘタに見えるのは私だけかな。

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モルタデロとフィレモン

Photo_168 アルゼンチン映画かと思ってたらスペイン映画でした。
(だってスペイン系美男子が1人も出てこないんだもん…ごにょごにょ)
「モルタデロとフィレモン」です。

スペインの諜報機関TIAに所属するお荷物諜報員「モルタデロとフィレモン」は、TIAが作ったDDT(ダウナー・電子・飛ばし機)をドクサイ国から奪還しようと奮闘するドタバタコメディ。

ハリウッド産ドタバタコメディよりもブラックユーモアに富んでいて、なおかつ要所要所軽くグロいですが、ドリフ並みのアクの強いコントと、これまたドギツイセットとCG。ひっくるめてみてもやっぱり私は好評価ですけど。

思いっきりベタなコメディだったりするんですが、とにかく一発のネタの持ち時間が短い。なので早送りでドリフを観ているような気分になって、ついついその勢いに負けて笑ってしまう…といった感じです。しかもアメリカから来た?スーパー諜報員は、私の好きなドミニク・ピノン(デリカ・テッセン)!

でもこの作品、アクが濃い分好き嫌いが別れそうですね。それこそ初期のジュネ作品なんかの不気味なブラック系が理解できれば観れると思います。

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真夜中のピアニスト

Photo_166 大好きな「リード・マイ・リップス」の監督ジャック・オディアールの新作です。

「真夜中のピアニスト」です。

28歳のトムは悪辣な不動産ブローカー。同業の父親に頼まれれば借金の取立てに手を貨すことも。薄汚れた世界で、どうにも満たされない心を持て余していたが、ピアニストだった亡き母のマネージャーと偶然再会したことで、一度は諦めたピアニストへの道を歩もうときめるが…。(映画生活)

結論から言って私はあまり楽しめませんでした。
いや、面白かったには面白かったんですけど、あらすじをよまない私にとって、映画の内容のみの説明ではこの場合少しムリがあったように思えます。だからといってあらすじを読む気にはなりませんが(映像で伝えるのが映画だと思ってるので)。
それでも演出方法やカメラワークはやっぱりスキです。なんとなく重厚なイメージがついて回る感なんかもリンチ風でイケてますし。だからオディアール自体は、「リード・マイ・リップス」の時とあまり変わってないと思うので多分、主役のロマン君がイマイチだったのかなーと感じました。

ロマン君には私結構期待してたんだけどなー。思ってたほど伸びなかったな…。
無念。

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