アートスクール・コンフィデンシャル
「ゴースト・ワールド」のテリー・ツワイゴフ監督作品。
「アートスクール・コンフィデンシャル」です。あ、「バッド・サンタ」もこの人だったんだ。
美術学校に入った主人公と、その一風変わった学生達をテリー節にアートへの皮肉たっぷりに綴ったドラマ。
いつも思うけど、この人の作品てどこか文学的?な気がします。
といっても、言葉が多いんじゃなくて、シーンの数が多いのかなあ。バーンと絵を出して、直感で「こうだ!」と思わせるというよりも、いくつかのシーンを繋げて物語にしてる(ってどれもそうなんだけど…^^;)気がします。説明が難しいんですが、観ているとなんとなく本を読んでる気がしてきて、しかもそれが微妙にチープな感じが面白い。
本作の中で、アート初心者の絵が絶賛されるシーンと、どう見ても子供の落書きにしか見えない絵をみんなで高評価しているシーンがあります。どちらも主人公にとって「評価に値しない絵」に見えるのに、周りはそう見ない。この辺りもまた皮肉めいてて良い感じでした。
全体的には地味目でも、見どころのおさえ方は流石~☆
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