« バベル | トップページ | アートスクール・コンフィデンシャル »

スキャナー・ダークリー

Photo_231 ずっと見たかったですが、案の定地方上映されずでしたのでサンプルで見ました。
「スキャナー・ダークリー」です。

覆面捜査官のボブ・アークターは「フレッド」というコードネームで、ドラッグの「物質D」の供給源を探るおとり捜査を行なっていた。ボブは捜査と監視のためにジャンキーのバリス、ラックマンと共同生活を営むのだった…。(映画生活)

前作「ウェイキング・ライフ」で、何度も爆睡をかました私でしたが、本作は(シラフという事もあり)最後まで堪能でしました。
前作の内容がうろ覚えなので比較はできませんが、こちらはサスペンスとして、ドラッグ経験者向けとして(←勝手な判断)面白い仕上がりだと思います。
今までのドラッグムービーというのは、派手でありがちな青春ストーリーだったのに対すると、比較的地味かも知れません。でも、ジャンキーの生活って意外と地味ですよ。(苦笑)

一昨日観た「バベル」でも、リンコ演じるチエコがドラッグでキマる(色からしてエクスタシーかな)シーンがありましたが、あれはハイになるドラッグだからで、今まで出てきた派手なドラッグムービーも、アップ系がほとんどなワケです。
しかし本作ではおそらくダウン系。アップ系だとしても、エンドロールにあるように、作者(監督は?)の「本作を○○(死亡)○○(精神病)…延々と名前が掲載^^;…に贈る」とある様に、(おそらく)ドラッグにより死んでしまった、もしくは以前のように遊ぶ事の出来なくなってしまった仲間…そしてそうなってしまった出会っていない世界の人々への追悼の(もしくは反面教師的な)念が、楽しい部分を極力排除した本作へと変貌したのでは、と思いました。
そういった背景から、勿論、作者は経験者であって、世の経験者へ贈った作品なんだと感じました。

ということで、G.W.中に妊婦が観る映画では到底無いですが、この造り込み方、撮影方法、内容の練り方、どれをとっても良い作品だったと思います。(暗いけど)

|

« バベル | トップページ | アートスクール・コンフィデンシャル »

コメント

もももさん、こんばんは^^
TBコメントありがとうございました。
私、これ、とにかく大好きな映画だったんですよ・・・。
そう、『バベル』でも確かに、アップ系のドラッグキメてましたよね。
これは、ドラッグをやっていなくても、ダウナーキメてしまった、ぐらいのウツオチで、沈み込んでしまいましたが、
私も、この作りが大好きです☆

投稿: とらねこ | 2007年5月 2日 (水) 22時45分

こんばんは。TB・コメントありがとうございました。
ストーリーは原作者の想いが込められたものでしたね。
映像は個人的には微妙でしたが、出演者が個性派ぞろいで、なかなか面白かったです。
確かに暗い作品ではありましたが。

投稿: CINECHAN | 2007年5月 3日 (木) 01時19分

こんばんは。TB&コメントありがとうございました。

「ウェイキング・ライフ」って爆眠映画らしいですね。僕は未見ですが一度観てみたいものです。

今回はフィリップ・K・ディック原作という事でかなりしっかりしたSFになっていました。ただ、これもやっぱりディック作品っぽいのですが、テーマがえらく哲学的で解かり辛かったですね。

投稿: えめきん | 2007年5月 3日 (木) 20時28分

こんにちは。TB&コメントありがとうございます。
実生活でもジャンキーだった俳優さんがチラホラ。
狙ったとしか思えないキャスティングは凄いなぁw

投稿: もじゃ | 2007年5月 4日 (金) 04時45分

>とらねこ様

こんにちは!いつもお世話になっております!
本作のインパクトは未だ健在しています。
ヘタな青春映画みたいになってないのも、面白かった一つかもしれません。いやー、キマりましたね☆

投稿: ももも | 2007年5月 8日 (火) 15時09分

>CHINECHAN様

こんにちは☆いつもお世話になっております!
本作、好き嫌いが別れますね。それも見ていて感じましたが…。
ロバート・ダウニーJr.、まんまで面白かったですね!

投稿: ももも | 2007年5月 8日 (火) 15時23分

>えめきん様

こんにちは☆いつもお世話になっております。

「ウェイキング・ライフ」はお薦めしません。絶対寝ちゃってレンタル代がもったいないですから。(笑)
しかし、そうかこれはSFですね。映像に?ドラッグに?気を取られて、サスペンスだと勘違いしてました。訂正しよう。

本作の途中で、背中から足が生えるシーンがありましたが、あれ、もっと見たかったなあ。

投稿: ももも | 2007年5月 8日 (火) 15時29分

>もじゃ様

こんにちは☆いつもお世話になっております。

内容&俳優濃かったですね。しかし狙ったにしてもみんなよく出演したもんだなあ。(笑)

投稿: ももも | 2007年5月 8日 (火) 15時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/117756/6278576

この記事へのトラックバック一覧です: スキャナー・ダークリー:

» スキャナー・ダークリー(アメリカ) [映画でココロの筋トレ]
変わったアニメにキアヌが出演してるんだもん。 ということで、「スキャナー・ダークリー」を観ました。 ( → 公式HP  ) 出演:キアヌ・リーヴス 、ロバート・ダウニー・Jr 、ウディ・ハレルソン 、ウィノナ・ライダー 、ロリー・コクレイン 上映時間:100... [続きを読む]

受信: 2007年5月 2日 (水) 20時58分

» 139.スキャナー・ダークリー [レザボアCATs]
自分的には、待ちに待った、リチャード・リンクレイター監督の最新作でした!今回もやっぱり、人を選ぶ作品で、下手に人にオススメは出来ない世界観。まさに、“イチゲンさん、お断り”の、手加減ナシの、リンクレイター・ワールド。下手に“キアヌ”と、“SF”だけで見てし....... [続きを読む]

受信: 2007年5月 2日 (水) 22時41分

» 映画「スキャナー・ダークリー」 [映画専用トラックバックセンター]
映画「スキャナー・ダークリー」に関するトラックバックを募集しています。 [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 00時30分

» 映画「スキャナー・ダークリー」 [しょうちゃんの映画ブログ]
2007年5本目の劇場鑑賞です。スクール・オブ・ロック」「ビフォア・サンセット」のリチャード・リンクレイター監督作品。SF作家フィリップ・K・ディックの『暗闇のスキャナー』を、「ウェイキング・ライフ」で試みたデジタル・ペインティング手法を用いて映画化した近未来...... [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 00時34分

» 彼らは遊び方を間違えただけ [CINECHANの映画感想]
268「スキャナー・ダークリー」(アメリカ)  今からほんの7年先の未来。そこでは〝物質D〟というドラッグが蔓延っていた。最終的には左右の脳を分断してしまう最悪のドラッグ。そしてそれを撲滅するため政府は常時監視できるシステムをあらゆる場所に設置していた。  ロサンジェルス郊外オレンジ郡アナハイム。覆面麻薬捜査官のボブ・アークターは〝物質D〟の供給源を突き止めようと、自らも物質Dを服用し、常習者たちと共同生活を送る〝おとり捜査〟を行っていた。  ところが捜査本部へのタレコミにより、彼は...... [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 01時16分

» スキャナー・ダークリー [5125年映画の旅]
近未来のアメリカ。この時代には新型ドラッグ『物質D』が蔓延し、大きな社会現象となっていた。仲間にも素顔を明かせない覆面捜査官フレッドは、ボブという男が麻薬流通に関与してしているとの情報から彼の監視を開始するが、ボブこそがフレッドの正体だった。仲間も友達...... [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 20時12分

» 【 スキャナー・ダークリー 】 [もじゃ映画メモメモ]
フィリップ・K・ディックの小説の映画化。覆面麻薬捜査官の主人公がドラッグ物質Dの供給源を探るため、おとり捜査を行うSFサスペンス。 画面全体にデジタル・ペインティングを施してあり、3DCGで作ったかの様な絵作りは面白い。俳優そのままでもいいんじゃないかなぁ...... [続きを読む]

受信: 2007年5月 4日 (金) 04時43分

» アスペルガー症候群について [アスペルガー症候群 まとめサイト]
アスペルガー症候群の特徴や具体的事例、また、成人子供を問わずいろいろなQ&Aを集めたサイトです。 アスペルガー症候群に対する原因や対処法なども取り上げたいと思います。 [続きを読む]

受信: 2007年5月 5日 (土) 15時19分

» スキャナー・ダークリー [辛口だけれど映画が好きです]
スキャナー・ダークリーA Scanner Darkly(2006年/アメリカ/リチャード・リンクレーター監督/公式サイト)今から7年後のアナハイムでは、物質Dと呼ばれる左脳と右脳の働きを壊してしまうドラッグが蔓延している...... [続きを読む]

受信: 2007年5月22日 (火) 02時58分

« バベル | トップページ | アートスクール・コンフィデンシャル »