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バベル

Photo_230 あんまり気が進まなかったんですが。「バベル」見ました。

壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の住人たち、対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされない日々にいら立ちを感じていた…。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの重苦しい空気感が好きな私にとって、本作はちょっと期待はずれだったような気がします。いや、空気は相変わらずどんよりとよどんで、GW中の真っ昼間に見るような映画では決してなかったワケですが、それでもなんだか澱みきれていない気がしました。

本作の中で好きな話は「子守と子供の話」(メキシコ)。そして「ライフルと家族の話」(モロッコ)です。ここでは、自然とそれぞれの人間模様が切ないほどリアルに描かれていて、とても胸を焼かれる思いで観ました。この殺伐とした内容、胸が痛みました。

しかし、その切なさとはまた違った日本とブラピ夫婦の感傷。それぞれ心に大きな傷を負うわけですが、見ていて辛いラストになるのはメキシコ人とモロッコ人の話で、そこそこ(ハッピーではないけどThe end的)な終わり方なのはアメリカ人と日本人。そしてわたしが感情移入の出来なかったのも後者であって、この差は一体どういう事なのだろうか。

カップル客が非常に多かったですが後味が非常に悪い映画なのでご注意を。

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コメント

こんにちは。TB&コメントありがとうございます。
カップルで観に行くのにこの作品はちょっとね。
まぁ話題作ですからね、観に行っちゃうんでしょうけど。
リンコ、いろんな意味で切なかったなぁ。

投稿: もじゃ | 2007年5月 4日 (金) 04時52分

>もじゃ様

こんにちは。いつもお世話になっております!

リンコが脱ぐシーンで周りのカップルは「きゃー」とか「いやーん」と顔を覆っており、後ろのおじちゃんなんか「お、脱いだ脱いだ」とか「あれはドラッグ」とか言ってるので、集中して観れずでした。
G.W中に観る映画はコメディにした方が良さそうです。

投稿: ももも | 2007年5月 9日 (水) 09時25分

こんにちは。TB&コメントありがとうございました。

あー、カップル多かったですねぇ。こういうTVで大々的に宣伝している映画は内容に関わらず多くのカップルが見に来ますからね。そういうカップルに限って映画の最中にベラベラと喋ったり、エンドロールが始まったらさっさと出て行ったりするんですよね。

投稿: えめきん | 2007年5月10日 (木) 07時09分

>えめきん様

いつもお世話になっております☆

カップル…別にいいんですけど、喋られるのは辛抱なりません。特に普段家でまったり見ている私にとってああいうのはどうも苦手です。しかもこんなシリアスなドラマで…。

ほんと、疲れてしまいましたよ…。

投稿: ももも | 2007年5月10日 (木) 16時22分

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