ワサップ!
『キッズ』や『KEN PARK』でアメリカのストリートの若者たちを捉えてきた、ラリー・クラーク監督の新作。“ラティーノ”と呼ばれるラテンアメリカ系移民の若者たち7人を主人公に据えた、疾走感あふれる青春映画だ。スケボーとパンクロックを愛する無垢な少年たち。彼らが街を駆け抜ける姿に、アメリカに生きるラティーノたちの生き様と強さを映し出していく。キャストには、実際にサウス・セントラルに生きるティーンエイジャーたちを採用。全編にわたってかき鳴らされるパンクロックも、現地のラティーノバンドの楽曲を使用。製作総指揮をシャロン・ストーンが務めている。 (映画生活)
ラリー・クラークの映画はいつも何故か観てしまいます。私の中では「キッズ」が一番苦手でしたが、このギリギリ感は凄く好きです。でも観た後いつも凹みます…。
そんなこんなで、今回も意を決して観た本作「ワサップ!」ですが、あれあれ…?
ゲットーに住むラティーノ達と黒人のイザコザも、偏見や貧富の差なども、全然重く描かれていなません。むしろ中学生が描いたマンガみたいに全体が凄く軽い…。特に白人の描き方が、思いっきり反白人主義と思われる描き方をしていました。そこに映画としての深さや映像で魅せる技術などは皆無で、単にアホヅラの白人を姿形で表現しただけの短絡的な表現方法に愕然…。これは映画じゃなくて、「中学生日記」だよ…^^;
でもあまり観ることの出来ないラティーノ達のスケボーシーンや、ライブシーンと懐かしい音楽に、心躍らされる全編ではありました。そして特に彼らの音楽とスケボーの接点(服装なんか特に)なんかもキッチリと描かれている。こういう所にラリー・クラークを支持してしまう私が存在しているのかも。とにかく終わってみれば「面白かった」と思えちゃう映画ではありました。
で、どの辺がシャロン・ストーン…??
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント