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カオス

Photo 「カオス」です。

シアトルの銀行を武装強盗団が襲撃し、リーダーのローレンツ(ウェズリー・スナイプス)は、交渉人にコナーズ刑事(ジェイソン・ステイサム)を指名する。ローレンツは謎めいた言葉を残して逃走してしまうが……。(映画生活)

最近どうもダルダル状態が続いてて映画を見れてません。(泣)

そんな中でも本作は意外と面白かったです。思いっきり「バタフライ・エフェクト」系かと思っていたんですが、見事なまでにクライムサスペンスでしたね。しかも刑事モノ。

特に意外だったのが「トランスポーター」で正義のヒーローだったジェイソン・ステイサムが○○だったこと。これはビックリでした。そしてクールなとっちゃん坊やフェイスのライアン・フィリップスも本作で良い味になっていたと思います。ヴェズリーは相変わらず悪役顔なのに○○だし。

内容もなかなか面白いですが、それ以前にキャスト選びと配役が良かった気がしました。
最後のオチもなかなかいいですし♪

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アンノウン

Photo 「unknownアンノウン」です。

廃棄工場に閉じ込められた誘拐犯と人質の5人は、目覚めると記憶を失っていた。誘拐犯か人質か自分たちでも分からない。ボスがやって来る日までに、自分たちの立場をはっきりさせなければ、自分たちの身が危ない。(映画生活)

本作は完璧な密室サスペンスです。ただソリッドシチュエーションホラーではなくシチュエーションサスペンスなので「SAW」を連想するのは辞めましょう。そしてサスペンスとしては佳作な出来だと思います。

次の展開が読めそうで読めない本作の脚本は、とてもよく練られていると思います。しかし、それに俳優の演技力、もしくは演出がいまいちおいついていない感が否めないのもこれまた事実。
大好きなグレッグ・キニア、バリー・ペッパーは相変わらず独自の個性をだしていますが、主演のジム・カヴィーゼルがいまいち魅力を出し切れてないのか、周りに飲まれているのか、なんとなくピンボケな印象がありました。サスペンスは主役が目立たないとダメっすよねぇ。

Photo_2 ←バリー・ペッパー❤

この野性的なカンジが好き~。

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リトル・ミス・サンシャイン

Photo ずっと見たかった「リトル・ミス・サンシャイン」です。

アリゾナに住む小太りなオリーヴの夢は、ビューティー・クィーンになる事。コンテストのビデオを研究したり、大好きなおじいちゃん指導の元、ダンスを特訓したりと訓練に余念がない。そんな彼女の元に、朗報が舞い込む。カリフォルニアで行われる“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに繰り上げ参加が決定したのだ!問題だらけのフーヴァー家は、家族6人ミニバスに乗り込み、一路コンテスト会場を目指すが…?!(映画生活)

本作を見て手なんとなく「トランスアメリカ」を思い出しました。
内容は全く違うんだけど、なんかこう、「負け組」と呼ばれる一家の話、ほわ~っとした暖かさ、どこか突き放すような演出が似ていたように思えます。気のせいかもしれませんが。

どのエピソードにしても、極端すぎず自然な雰囲気、という感じがとても大人チックで好きです。俳優も演技派で個性派ばかり。スゴイです。あっ!どっかで見たことあると思ったら「40歳の童貞男」のスティーヴ・カレルが出だ~~!この人の「目で演技する」演技が私とっても好きなんですよね。普通のホームドラマに飽きたら是非見て貰いたい映画ですね。

個人的にはパイロットを目指してた息子ドウェーンが、もんのすごく好み❤(内面が特に)

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コワイ女

Photo 「コワイ女」です。

雨宮慶太、鈴木卓爾、豊島圭介、3人の監督が鬼才の限りを尽くした新感覚ジャパニーズホラーがついに降臨!1話「カタカタ」 2話「鋼」 3話「うけつぐもの」。

オムニバスというのも知らないで見た訳ですが、2話目の「鋼」がなかなか面白かったです。内容はちょっとB級映画によくある感じというか山下敦弘映画が好きなら、結構気に入るんじゃないかなといった感じのストーリーです。エログロい。そしてしっかりコワイ(ある意味)ので充分楽しめました。

ほか2作は、取り立てて面白いとは思いませんでした。他のJホラーほど単調な仕上がりでは無いのでそう言った面では面白いかも知れませんが、終わってみると「鋼」以外はたいしたこと無かったなぁという印象も。

鈴木卓爾、いい監督ですね。

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※お盆休み※

Photo_2 来週は1週間お盆休みを取ります。

大きくなったお腹でどこか行く予定もないですが、
ママさん教室とか、
彼のお母さんが来たりとか、
里親に出す予定の一時預かりネコちゃんの面倒とか、
保護してるカワラヒワちゃんとのお別れを考えたりとか(それは無理~;;)、

…で更新出来そうにないのです。

映画は相変わらず観る予定でいますので、8/20(月)の更新ではかなりアップされるかもしれません。
今手元に5枚のDVDがありますし♪
映画も見に行く予定ですし♪ルン♪

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エクステ

Photo 「エクステ」です。園子温監督作品。

横浜港の巨大コンテナから、膨大な量の髪の毛と少女の遺体が発見される。死後も美しい髪が生え続けるその死体に、死体安置所の管理人・山崎は惚れ込み、自宅へ運び込む。山崎は究極の髪フェチだったのだ。(映画生活)

鬱蒼としたイヤ~な空気感は相変わらず上手いなあといったかんじですが、こと「ホラー」として考えると、ちょっと全体的なまとまりが乏しいかなという印象が残りました。

山崎の異常な行動にしても、怖いというよりユーモラスな印象が強く、その面白さをバネにより恐怖へ誘おうとしている園子温監督の意図は見えますが、ちょっと面白いだけで終わってる感は否めないかなと。ええ、私、Jホラーには手厳しいんです。(苦笑)

オチも含めなんとなく薄っぺらいホラー映画になっちゃってる感じがします。髪が伸びる死体の女の子についても、背景が薄いというか、ありきたりというか、意外性より事件性が強いだけというか、これならサスペンス映画止まりでいいだろうという気にさえなってしまいます。山崎も出さなくていいよ、と。

とにかく、なんかイマイチなんですよねぇ。(最近こればっか^^;)

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デジャヴ

Photo 「デジャヴ」です。

06年2月28日、海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグは現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレアに奇妙なデジャヴを感じる。(映画生活)

デンゼル・ワシントン=ヒーロー役(一番目立つ役)しかやらないので、初めからちょっと展開が読めちゃった感は否めないものの、設定や展開は結構凝ったつくりになっていて、SF好きアクション好き?には堪らない映画だったんじゃないですかねぇ。

当の私はちょっと、クレアとダグの惹かれ合い方が尋常じゃない感じがあまり好きではなかったです。ええ、恋愛映画苦手ですからね。その辺の「運命」的なものはラブコメ以外信用してませんので、一人でむずがゆい思いをしました^^;

終わってみてから「ここがあーなって、コイツがこうなったから…」と頭の整理に忙しかったですが、見どころの多い映画だったと思います。

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ボビー

Photo ずっと見たかった「ボビー」です。

1968年6月5日未明、ボビーの愛称で親しまれたロバート・F・ケネディが銃弾に倒れる。その瞬間までの1日を悲劇の舞台となったホテルで展開する人間模様とニュース映像を交えて描く。(映画生活)

RFKの事はよく知りません。しかし本作は何も知らなくても当時の出来事がよくわかる内容になっているのでとてもみやすい。現代ととてもマッチした事柄も多いので、より伝わってくるものがありました。
そして本作の中で、RFKをどれだけ民衆が期待していたか手に取るようにわかります。実際はどうなのかよく知りませんが。

そんな政治的背景の裏側に舞台となったアンバサダー・ホテルがあり、集会のサポーターやら集う人、単にホテルを利用したカップル、そして従業員などのエピソードを交えた本作は、前半多少のだるみがあるにしても、それぞれのエピソードと名優達のおかげで、なかなか見応えのある、しかも時代を良く理解出来る映画として結構楽しめる作品に仕上がってると思いました。

面白いのがエミリオ・エステヴェス脚本で、彼の元フィアンセでもあったデミ・ムーアも起用させ、しかもデミ・ムーアとシャロン・ストーンを共演させてしまった事。シャロン・ストーンのおばさんっぷりはちょっと愉快でした。てかもうオバサンなのか^^;

それにしてもこれだけ大勢の有名俳優が全員出ていたラストでの暗殺シーン、驚くほどまとまっていていやいや良かったです。大体このテの作品はまとまりがつかなくなる事が多いので^^;

俳優はアンソニー・ホプキンスから、今やB級の代表格となってしまったクリスチャン・スレーターまで非常に幅広い。あまりの広さにちょっと笑ってしまいました。これもエミリオのなせる技か?!(苦笑)

そんな中でも、個人的に気に入ったのがメキシコ系コック見習いのフレディ・ロドリゲス。彼はいいね~。演技ウマイし好みです! 「グラインドハウス」にも出てるようなのでそちらもチェックしておこう。

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CE4 エイリアンアブダクション

坐骨神経痛の為、鍼治療に通い始めました…。いてー。

Ce4 「CE4 エイリアンアブダクション」です。

97年にアメリカで発生した異星人による誘拐事件を元に作られたSFサスペンス。アリゾナの砂漠で地球外生命体と遭遇した6人の男女が基地に監禁され、恐ろしい人体実験を受ける。主演は『テキサス・チェーンキラー・ビギニング』のジェイソン・コネリー。 (映画生活)

どこまでが実話かよくわからないのですが、題材的にもグロさからいってもなかなか面白かった方だと思います。特に後半のアブダクション(人体解剖?)されるシーンはなかなか面白い。
勿論、ツッコミどころは相変わらずのB級映画にかわりは全くありませんが。

やはりエイリアンは友好的とは思えませんねぇ。地球人を見る限りでは「己の利益行為の為に降りてくる」と思ってしまいます。(私って汚れてる?)

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紀子の食卓

Photo_2 「紀子の食卓」です。

食卓を囲んでの一家団欒…。それは、現代を生きる日本人の多くが共通して持つ「幸せな家族」の姿。しかし、その様子は本物なのか?幸せそうに笑う家族に嘘はないのか?そして自分は本当に自分自身なのか…?そんな現代の家族と社会に結合している虚構と疑問をあぶりだしたのが、この『紀子の食卓』である。(映画生活)

知らず知らずの内に「幸せな団らん」を演じてしまう家族。その団欒の真ん中に潜むくらーいくらーい闇を描いた作品です。セリフと演技のミスマッチさが気になりましたが、そういう映画なのでしょう。やたらリアルなのか嘘なのか、何故か全てがむなしく空回りしているように見えました。多分これも演出の一つでしょう。

内容はどこまでいっても私には理解のしがたいものでした。自殺自体が私には到底理解できないので、あたりまえなワケですが。

しかし本作の場合はそれで合ってるんじゃないかなあとも感じました。どこまでも屈折して、膿みまくった世界に住む人間たちの心を描いているのですが、決して私にも「わからない」わけではないその心理状況を常に一定の速度で描かれていく様は、見ていて小気味悪い居心地の良さを感じさせられました。
反対に私は、紀子に対して少し相手(この場合親)に望みすぎてるんじゃないかなあとも思ってしまいましたが。それも私の理解しがたい所なのかな。わからん。

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JIGSAW デッド・オア・アライヴ

Photo 今週は当たり週でした♪

「JIGSAW デッド・オア・アライヴ」です。

何者かに誘拐されたホープとジェニファーの母娘。暗い森の中で目を覚ましたホープは、正体不明の男から身の毛もよだつ死のゲームを強要される。彼女は生きているかもしれない娘を助け出したい一心でゲームに挑むが…。(ぽすれん)

本作「SAW」とも「ジグソウ」とも何ら関係ないです。そしてこちらは単体の映画としてなかなか楽しめる一本です。
主人公がふと目を覚ますとそこは棺桶であり、更にお腹を縫った形跡を発見する。慌てて棺桶を脱出するも、犯人に捕まり木にくくりつけられ「自分で取り出せ」と強要されるんですが、この「取り出すモノ」というのがねぇ、うーイタイイタイ…。
本作はまさに拷問ホラーといった感じなんですが、後半に入るといきなりサスペンスとして動き出しちゃうんですねぇ。見ているこちらは多少当惑しますが、それでも展開から目が離せない。娘の行方も気になるし。

随所に仕込まれた殺戮描写に目が痛くなる感覚を憶えますが、シチュエションスリラーが好きなB級ファンなら、そこそこ気に入ってくれると思います。

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不都合な真実

Photo 「不都合な真実」です。

元・アメリカ副大統領アル・ゴア氏による環境問題のプレゼン系ドキュメンタリー。他。

私の身内、知人にはこういった問題に取り組んでいる人、もしくはそういった姿勢を持った人達が多いため、本作を見ても、私は特に大きな衝撃は得られませんでした。だって自分を含め、全ての人間がいままでどれだけ自分勝手に生きてきたか、ちょっと思い返せばいくらでも思いつきますもの。

だからか、本作を見て今更というか、特にこれといった感情にはなりませんでしたが、アル・ゴア氏の調査したデータの綿密さとわかりやすい説明は良かったです。そして彼が訴えている事は、決して極論では無いと感じました。

…本作を見た直後だったと思いますが、とあるTV番組でマリエと新人ヤンキータレントの人が

「環境についてー深刻に考えなきゃいけないって言うけど、実際あたしの周りでは何も起こってないのに、あれこれ言われてもわからないしー」

「そうそう、受け止められないよねー。漠然としすぎっていうかぁ。普通に生きていけてるジャンみたいな。」などと言っていました。

…ぶっちゃけ、環境問題に疑問を持っている人がいるという事自体、私はとても驚いたんですが、まぁ確かに現実的に自分の目に見える状況に陥っているワケではないですから(そうなったら既にアウトなんですけど…^^;)まぁ、そう感じるのもわかります。

が、環境問題云々以前に、自分たちの無知さを棚に上げ「人間が発展のためにいままで何をしてきたか、本当に自分たちには何の罪の意識も無いのか」など、しつこく問いただしたくなりました。
漠然と考えて、地球で生きる生命体の中で、生命のサイクルを行えていないのが唯一人間である事を、絶対に無視してはいけないと思います。本当に彼女達には罪の意識なんてものはないのでしょうか。うーん疑問です。

本作の内容は、「未来の想定図」であり、あくまでも「仮定」にしかすぎません。しかし、自分達や、自分の子孫や、両親などが生きていく中で、その人達を「死なせたくない」と思うなら、この想定図は常に頭に入れていく必要があると思います。沢山ある中の最悪のシナリオだとしても、少しの不安を未来に残したくないと思う人々の願いがあるのなら、コレは想定内として考えるべき課題だと、私は思うのですが。

つっこんだ話になりますが、最近問題になった原子力発電にしてもそう、プルサーマルと称して「再処理」「リサイクル」と良いイメージを植え込もうとする地方行政。しかしプルサーマルされた核燃料の使い道が無いってことも事実なんです。
環境問題に感心があるのなら、エコバック、マイ箸より先に「自分の住んでる場所の環境について、少しでも疑問に思ったことは何でも市役所に聞く」というアクションを取ることが私は最も大切だと考えています。

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