エクステ
「エクステ」です。園子温監督作品。
横浜港の巨大コンテナから、膨大な量の髪の毛と少女の遺体が発見される。死後も美しい髪が生え続けるその死体に、死体安置所の管理人・山崎は惚れ込み、自宅へ運び込む。山崎は究極の髪フェチだったのだ。(映画生活)
鬱蒼としたイヤ~な空気感は相変わらず上手いなあといったかんじですが、こと「ホラー」として考えると、ちょっと全体的なまとまりが乏しいかなという印象が残りました。
山崎の異常な行動にしても、怖いというよりユーモラスな印象が強く、その面白さをバネにより恐怖へ誘おうとしている園子温監督の意図は見えますが、ちょっと面白いだけで終わってる感は否めないかなと。ええ、私、Jホラーには手厳しいんです。(苦笑)
オチも含めなんとなく薄っぺらいホラー映画になっちゃってる感じがします。髪が伸びる死体の女の子についても、背景が薄いというか、ありきたりというか、意外性より事件性が強いだけというか、これならサスペンス映画止まりでいいだろうという気にさえなってしまいます。山崎も出さなくていいよ、と。
とにかく、なんかイマイチなんですよねぇ。(最近こればっか^^;)
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コメント
こんばんは。
TBありがとうございました。
手厳しいですねーw
しかし、私的にはむしろ山崎がいたから何とかなった作品のようにも思えたりします。
投稿: 井猴 | 2007年8月13日 (月) 01時19分
>井猴様
こんにちは!初めまして。
コメ&TB返しありがとうございました!
ワタシ、Jホラーにはかなーり厳しいんです。というより海外ホラーのバカノリが好きなので、ことJホラーとなると難しいというか…毛色が違いすぎてというか。
山崎楽しめたんですね!それは良かった。彼のキャラを理解しないと本作にはのめり込めないですもんね~。
ワタシはもう少し意外性が欲しかったです。
またよろしくお願いします。
投稿: ももも | 2007年8月20日 (月) 14時02分