デス・プルーフinグラインドハウス
人気DJのジャングル・ジュリアは女友達と共にお気に入りのバーにくり出した。しかし、そこに不気味なシボレーを乗り回す男、スタントマン・マイクがやってくる。ジュリアたちはバーで会話をするうちに、彼への警戒心を緩めていくが…。その14ヶ月後、テネシーのとある町。映画撮影に携わっているキム、ゾーイたちは撮影の合間をぬって車の試乗をすることに。しかしそんな彼女たちにマイクが目をつけ…。 (映画生活)
本作の課題映画であろう「バニシング・ポイント」は観ていないですが、同年代映画「デス・レース2000年」('76)は観ていたので、タランティーノがやりたいと考えている内容は大体理解できました。
しかーも!舞台はテキサス・オースティン!
オースティンには1ヶ月ほど滞在していたこともあって、とっても親近感が湧きました。あの街は丁度良い田舎具合でとても居心地が良い街なんです。若者のバカ加減もノリもいいですし、この映画にとてもマッチしている。好きな街の一つであります。
脱線しましたが、序盤の擦り切れたフィルム映像から私の中で「これは何かやってくれる」という期待がムクムク湧いたのは言うまでもなく、そのままラストまで笑いを堪えるのが必死な最低映画(最高級の誉め言葉)でございました☆
ギャルズの無駄な会話は本気でムダで(笑)、タランティーノは本当に女子のこういう会話が好きなんだなぁとつくづく感心しましたし、前半のデス・プルーフ仕様の車がギャルズ車に衝突した際のスローモーション(しかも一人ずつ順番に)も、彼女たちには申し訳ないほど笑ってしまいました。バタフライの顔が削がれるシーンでもつい…。(苦笑)
そして相反する後半のギャルズ猛攻撃とスタントマンマイク(カート・ラッセル)の情けない姿、いやはや最高です。最後まで道徳心の無い映画はイキすぎててむしろ潔くていいなー。
個人的にはバタフライのダンスシーンが途中でブッツリ切れちゃう演出と、ゾーイ・ベルの鉄パイプをもって反撃体勢に入る、車ハコノリシーンが最高に好きです。
「プラネット・テラー」も楽しみだ☆
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