ヤン・シュヴァンクマイエル ルナシー

Photo 「ヤン・シュヴァンクマイエルのルナシー」です。

チェコの実写アニメーション作家シュヴァンクマイエルのホラー長編作品。

牛や豚の内臓や骨を使い、グロテスクな表現方法である方面では人気(^^;)のシュヴァンクマイエル最新作です。
本作の冒頭で彼本人が「これはホラーです。芸術性は考えないで下さい」と言っています。しかし本作を映画として観るとちょっとイマイチな脚本かな~と思いました。80~90年代のホラー映画によくあるような内容だったからです。だから本作もやっぱり「芸術」として彼のグロテスクな表現を思う存分楽しむことにしました。

本作では豚や牛の内臓や舌などの部位がコロコロ転がったり水の中に落ちたりくるくる廻ったり、悪魔崇拝の精神病患者が出てきたりと、相変わらずキモチワルイ内容になっています。そんな中(どんな中?)一人の女性を好きになる主人公の若者ですが、全く報われる感じもしないままアレヨアレヨという間にバッドな展開へもつれ込みます。
この人の作品は毎回めちゃくちゃですが、絵の持つパワーは凄まじいものがあります。

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モンスターハウス

Photo_262 「モンスターハウス」です。

ハロウィンの前日。12歳の少年DJは、向かいのネバークラッカーの家を観察していた。すると誰もいないはずのその家で、奇怪な現象が起きているのに気づく。親友のチャウダーと確かめに行くが、その家は生きたモンスター・ハウスだった…。(映画生活)

公開時から人気のあったCGアニメです。しかも題材は「ハロウィン」。ホラー好きなら見ておかないと。
思っていたよりは子供が楽しめそうな内容でした。もう少し大人でも楽しめるかと思っていたんですが、ネバークラッカーさんの過去のお話やノドチ○コの話など、面白いエピソードが備わっている割には、全体的な話の作りがちょっと単調かなと。それでもクセのあるネバークラッカーさん(声はブシェミ!)は良かったです。

それとペットボトルに入れたオシッコ、とっても気持ち悪くなりました…。ああいうの…苦手。男の子はみんなこういう事するの?オ、オエー…。

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パプリカ

Photo_259 「パプリカ」です。

主人公は二面性を持つ女性。美貌のサイコ・セラピストと、美少女夢探偵として、摩訶不思議な空間に見る者をいざなう。いまだ未知の領域でありつづける夢の領域を舞台にしたストーリーは、筒井ならではの着眼点と発想の豊かさで、めまぐるしく展開する。(映画生活)

今敏映画は好きです。映像が細かくて綺麗だし幻想的だけど、どこか男っぽい印象のある作品が多いです。でも主人公はみんな女性。

本作もそれらと同様で、夢探偵をしている妄想の中住人パプリカと、精神医療研究室で働く敦子は男性の理想とする女性像をしています。幼い顔立ちのクセにやたらと色っぽいパプリカと、笑わず真面目な30代(おそらく)の美女・敦子。そしてパレットいっぱいの色彩を駆使した映像美はやっぱり流石としか言いようがありません。

が…

音楽もポップでかわいらしいんですけど、ちょっと設定というか出てくるキャラも話の流れも古くないですか。なんかどこかで見たことある…。まるで「攻殻機動隊」と「ザ・セル」を足して割ったような…これではちょっと新鮮味が足りないのでは?と思ってしまいました。それと、登場人物が少なく皆身近な人ばかりというのも、本作の世界を縮ませていてなんとも勿体ない。

でもパプリカの動きや映像はやっぱり美しかったです。

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時をかける少女

Photo_229 地方公演はなかったので待望のDVD!
「時をかける少女」です。

高校2年生の紺野真琴は、踏切事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を得る。叔母に相談すると、それは「タイムリープ」といい、年頃の女の子にはよくあることだという。過去に飛べる能力。世界は私のもの!と思われたが…。ラブコメSF大作!

やっとレンタル出来たので、かなり浮き足だちながら鑑賞しました。
そして期待以上に面白かった!!!
主人公の真琴が、これまた全く色気が無いのが健康的でいいです。スピード感もあるし、まさに「青春☆」な感じがします。全編において実に爽やかで、観ていてすがすがしい気分になりました。
原田知世の「時かけ」は観たこと無いので比べることは出来ませんが、本作、青春とSFが見事にかみ合ってて、しかも真琴の行動や演出がいちいち笑えるのもハマった要因じゃないかな。そして転校生の千昭くんも良い感じに格好いいしユルいのも好感が持てました。

ほぼ全てに伏線が張られているのも見事。しかも、「タイムスリープ」で「SF気味」だった前半に対し、後半一気に「本格SF」に突入していきます。でもそれがなんだかわからないけど突然過ぎなくて、そのままラストまで目が離せなくなりました。(誉めすぎ?)

このスピードと笑いと爽やかさ、実に面白い映画でした☆

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劇場版名探偵コナン 銀翼の奇術師

Photo_221 「ゆれる」も「タブロイド」も「プラダを着た悪魔」も「X-MENファイナル~」も「ククーシュカ」も借りてきたのに、だるくてだるくてろくに観れませんでした。
唯一観れたのが…「劇場版名探偵コナン銀翼の奇術師」です^^;

公演最終日を控えた舞台女優、牧樹里が、怪盗キッドから予告状を受け取った。運命の宝石、スター・サファイアを狙うキッドは、公演の夜、なんと、新一に変装してコナンたちの前に現れた…(映画生活)

このところ、映画一本もろくに観れてないのでとっても欲求不満。
でもコナンに出てくる怪盗キッドは好きなので、なんとか見終えることが出来ました。

全体的に主要メンバーは同じだけどお話は2部構成みたいになってました。
舞台での話と北海道へ打ち上げに行くときの飛行機の話と。特に飛行機内での話が面白かったです。トリックは案外簡単でしたが、操縦士2人が毒により重体、ガソリン漏れによる飛行距離の制限と不時着の恐怖をコナン君とキッドが挑みました。アニメなのに迫力満点!面白い!!
そしてキッドとコナン、ここでもやっぱりお互い良い関係の様で、敵対しながらもお互いを認めているようでした。子供版のルパンvs銭形みたいなもんかな。(違うか)

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千年女優

Photo_181 やっと観れました「千年女優」です。

学生の時に一度だけ出会った男性に恋をした千代子は、彼との再会を夢見て女優になり、時空を越えた旅を始める。

有名な今敏監督作品。
まずジブリのような精巧なアニメーションではなく、日本独自の細やかで巧妙なデザインや動きに釘付けになりました。
お話も良くできているので、一度で全てを集約するのはもったいない位素晴らしい出来映えです。
ラストに関してはちょっと驚きましたが(そういうオチとはおもわなかったので)、2度目に観た時はまた違う印象で感じられました。

うーん、こりゃ何度も観れるなぁ。DVD買うかな。

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ナイトメア・ビフォア・クリスマス

Photo_149 アニメじゃないですがクレイ「アニメ」ということで「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を観ました。今更ですけど…。

ハロウィンタウンに住むカボチャの王ジャックは、ハロウィンパーティに飽きていた。
そんな中、ふとしたきっかけでクリスマスタウンのドアを開けてしまう。初めて見る雪景色とサンタの存在に感激したジャックは、ハロウィンタウンでもクリスマスをやろうと企画をするが…。

なるほど。この作品を観てやっと、ティム・バートンの映画は面白いと言われてきた理由がわかりました。これは確かに面白いです

ファンタジー、ブラックユーモア、映像のどれもがとてもバランスがいいと思います。そして悪者もなんだかかわいく見えるし、おとぎ話っぽく構成されてるところも実にかわいい。

個人的にはあの地下に幽閉されてた怪物が好きです。

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秘密結社 鷹の爪

Photo_146 ネットで大人気「秘密結社 鷹の爪」です。

悪の組織「鷹の爪団」が、ヒーローを倒す為に試行錯誤するFlashアニメ。

なんとも2chなニオイのプンプンするアニメでした。
こういったアニメとかこういう内容のもの嫌いじゃないんですけど(現に「GOLDEN EGGS」とか「ダイバスター」とか大好きだし)なんなんですかね、なんか薄い印象が拭えないです。絵も内容も…。

上手く言えないですが、うーん。 たーかーのーつーめー♪

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ロボッツ

Photo_50 ドリームワークスです。「ロボッツ」です。

ロボットの世界に生きるロドニーはロボットシティで発明家として認められようと上京して七転八倒する話です。

はじめは吹き替えで見てみました。アニメは映像を見たいのでなるべく吹き替えにしてるんですが、これのせいで眠くなったみたいです。途中で寝ちゃいました。やはりロドニーの声、クサナギくんじゃあ軽過ぎないかなぁ。
それと「ロボット」に関するギャグが満載だったけど、ちょっとアイデア不足を感じました。作り方は「シュレック」とかなり似てた。あの赤いロボットの声はやはりエディ・マーフィーですかね。

良かったのは全体的に古き良きアメリカの音楽を盛り込んでいて、ジャズやブルースが思っていた以上に多かったことと、「強いフォースだ」にはウケましたけど、2~3日経ったら内容忘れちゃうんだろうな~☆

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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

Photo_42 本当は「トランスポーター2」を観ようと思ったんですが、そういや1観てないなと思い、こっちにしました「ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ!」です。クレイアニメです。

巨大野菜コンテストまで間もない頃、ウサギの被害に悩む村人は今日も発明家ウォレスとその愛犬、グルミットに害虫駆除を頼んでいた。ウサギをつかまえるのはいいが、殺すわけにもいかないウォレスとグルミットは地下でひとまず飼うことにするが・・・。

W&Gを見るのは初めてだったので、「つかまえたウサギの処理」についてちょっとビクビクしながら見ました。殺して欲しくなかったので、お話の成り行きを見てひとまずホッ。

しかもグルミットすごーくかわいいし、出てくるキャラもみんな個性的でよかったです。日本語吹き替えだったけど、ジブリの様に音声の一人歩きもしてないし、飯島直子が意外とコッキンカッキン?あ違ったトッティントンさん役に馴染んでて良かった気がしました。

こりゃー他のも見てみたくなるな!

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