検屍官 沈黙する死体
そしてそんな不安を抱きながらも鑑賞。見事撃沈…。
ジャケを見た限りではホラー寄りのサスペンスを期待していたのですが、本作ものの見事にサスペンス映画でして、それもTV並み…。
このジャケから「元カレの死について調べていく医学部の主人公。彼女が暴く新事実とは!?」なんて誰が想像するでしょうかねぇ。しかもオチも真っ当な「火曜サスペンス」級だし…。
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「パパラッチ」です。 【ネタバレ】
主演映画が大ヒットし、ようやくアクション・スターとしての地位を手にしたララミー。しかし息子の写真を取った報道カメラマンを殴ったことからパパラッチに追いかけられる身となってしまう。(映画生活)
メグ・ギブソン製作という事は個人的にはどーでもいいんですが、なんとなく鑑賞してみました。
序盤、逃げるばかりの主役・ボーとコール・ハイザーという配役にムリがあったんじゃ…と思ってしまいました。だって彼はどう見てもサイコ系の殺人者顔なんですもん。
なので個人的にそこに「違和感」を憶えてしまって、パパラッチの執念とも呼べる行動と、逃げるばかりの主人公にちょっとイライラしましたが、中盤あたりから私の「違和感」はスッキリ解消されていきました。やっぱり彼を配役したのには意味があったのね!と。
後半はなかなかスリリングな展開へ。メルギブはこのサスペンス劇が書きたかったのね!どうりで前半は心ここにあらず的な演出だったわけだわ!なんとなくダレてたのも納得。
こういうラストの展開は久々に見たわぁ。道徳心がある人にはちょっと納得出来ないラストかもしれませんが、馬鹿な私にはなかなか面白い後半でした♪
ちなみにコール・ハウザーは「地獄の変異」にも出ていました。
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シアトルの銀行を武装強盗団が襲撃し、リーダーのローレンツ(ウェズリー・スナイプス)は、交渉人にコナーズ刑事(ジェイソン・ステイサム)を指名する。ローレンツは謎めいた言葉を残して逃走してしまうが……。(映画生活)
最近どうもダルダル状態が続いてて映画を見れてません。(泣)
そんな中でも本作は意外と面白かったです。思いっきり「バタフライ・エフェクト」系かと思っていたんですが、見事なまでにクライムサスペンスでしたね。しかも刑事モノ。
特に意外だったのが「トランスポーター」で正義のヒーローだったジェイソン・ステイサムが○○だったこと。これはビックリでした。そしてクールなとっちゃん坊やフェイスのライアン・フィリップスも本作で良い味になっていたと思います。ヴェズリーは相変わらず悪役顔なのに○○だし。
内容もなかなか面白いですが、それ以前にキャスト選びと配役が良かった気がしました。
最後のオチもなかなかいいですし♪
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廃棄工場に閉じ込められた誘拐犯と人質の5人は、目覚めると記憶を失っていた。誘拐犯か人質か自分たちでも分からない。ボスがやって来る日までに、自分たちの立場をはっきりさせなければ、自分たちの身が危ない。(映画生活)
本作は完璧な密室サスペンスです。ただソリッドシチュエーションホラーではなくシチュエーションサスペンスなので「SAW」を連想するのは辞めましょう。そしてサスペンスとしては佳作な出来だと思います。
次の展開が読めそうで読めない本作の脚本は、とてもよく練られていると思います。しかし、それに俳優の演技力、もしくは演出がいまいちおいついていない感が否めないのもこれまた事実。
大好きなグレッグ・キニア、バリー・ペッパーは相変わらず独自の個性をだしていますが、主演のジム・カヴィーゼルがいまいち魅力を出し切れてないのか、周りに飲まれているのか、なんとなくピンボケな印象がありました。サスペンスは主役が目立たないとダメっすよねぇ。
←バリー・ペッパー❤
この野性的なカンジが好き~。
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雨宮慶太、鈴木卓爾、豊島圭介、3人の監督が鬼才の限りを尽くした新感覚ジャパニーズホラーがついに降臨!1話「カタカタ」 2話「鋼」 3話「うけつぐもの」。
オムニバスというのも知らないで見た訳ですが、2話目の「鋼」がなかなか面白かったです。内容はちょっとB級映画によくある感じというか山下敦弘映画が好きなら、結構気に入るんじゃないかなといった感じのストーリーです。エログロい。そしてしっかりコワイ(ある意味)ので充分楽しめました。
ほか2作は、取り立てて面白いとは思いませんでした。他のJホラーほど単調な仕上がりでは無いのでそう言った面では面白いかも知れませんが、終わってみると「鋼」以外はたいしたこと無かったなぁという印象も。
鈴木卓爾、いい監督ですね。
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食卓を囲んでの一家団欒…。それは、現代を生きる日本人の多くが共通して持つ「幸せな家族」の姿。しかし、その様子は本物なのか?幸せそうに笑う家族に嘘はないのか?そして自分は本当に自分自身なのか…?そんな現代の家族と社会に結合している虚構と疑問をあぶりだしたのが、この『紀子の食卓』である。(映画生活)
知らず知らずの内に「幸せな団らん」を演じてしまう家族。その団欒の真ん中に潜むくらーいくらーい闇を描いた作品です。セリフと演技のミスマッチさが気になりましたが、そういう映画なのでしょう。やたらリアルなのか嘘なのか、何故か全てがむなしく空回りしているように見えました。多分これも演出の一つでしょう。
内容はどこまでいっても私には理解のしがたいものでした。自殺自体が私には到底理解できないので、あたりまえなワケですが。
しかし本作の場合はそれで合ってるんじゃないかなあとも感じました。どこまでも屈折して、膿みまくった世界に住む人間たちの心を描いているのですが、決して私にも「わからない」わけではないその心理状況を常に一定の速度で描かれていく様は、見ていて小気味悪い居心地の良さを感じさせられました。
反対に私は、紀子に対して少し相手(この場合親)に望みすぎてるんじゃないかなあとも思ってしまいましたが。それも私の理解しがたい所なのかな。わからん。
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「JIGSAW デッド・オア・アライヴ」です。
何者かに誘拐されたホープとジェニファーの母娘。暗い森の中で目を覚ましたホープは、正体不明の男から身の毛もよだつ死のゲームを強要される。彼女は生きているかもしれない娘を助け出したい一心でゲームに挑むが…。(ぽすれん)
本作「SAW」とも「ジグソウ」とも何ら関係ないです。そしてこちらは単体の映画としてなかなか楽しめる一本です。
主人公がふと目を覚ますとそこは棺桶であり、更にお腹を縫った形跡を発見する。慌てて棺桶を脱出するも、犯人に捕まり木にくくりつけられ「自分で取り出せ」と強要されるんですが、この「取り出すモノ」というのがねぇ、うーイタイイタイ…。
本作はまさに拷問ホラーといった感じなんですが、後半に入るといきなりサスペンスとして動き出しちゃうんですねぇ。見ているこちらは多少当惑しますが、それでも展開から目が離せない。娘の行方も気になるし。
随所に仕込まれた殺戮描写に目が痛くなる感覚を憶えますが、シチュエションスリラーが好きなB級ファンなら、そこそこ気に入ってくれると思います。
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--とりあえず更新できなかった日数分(10本以上!)をたらたら書いていきマース--
フランス、オルフェーブル河岸36番地にあるパリ警視庁に、二人の警視がいた。一人は仲間からの信頼厚く、正義を信じるレオ・ヴリングス。もう一人は権力志向の強い野心家のドニ・クラン。親友だった二人は、同じ女性を愛し奪い合った過去を持ち、今は次期長官の座を競うライバルとなっていた。市内で多発する現金輸送車強奪事件を巡り、交錯する男たちの思惑。ドニの裏切りで、レオはすべてを奪われ投獄される。7年後、再会した二人の運命はどこへ向かうのか…。 (映画生活)
上映をのがしてしまったので、レンタルが出るまで長かった…^^;
どうでもいいですがこれフランス映画だったんですね。フランス作のノワールサスペンスは、私、初めてかもしれません。しかし本作、面白いです。
「因縁の対決」を演じる名優の演技にも見入ってしまいますが、それ以外の俳優やセットの豪華さにもつい唸ってしまいそうになりました。しかも本作の中ではおフランス独特の下品さが無くて「一級品」といった印象を受けました。
しかし、個人的に残念なのが「昔同じ女を愛してしまった」という設定がイマイチ他の事柄と合ってないというか、浮いているというか、ダサいというか…^^;
まぁ、確かにカミーユは気さくでかわいい女性のようでしたけど。
全体的には内容が重厚で展開も面白いんですけど、どうもこうサクサク進みすぎてる感が否めない部分があります。なんかの説明にかいてありましたが、本作は「若い観客向け」に描かれている部分も多々あるんだそうです。てことはこのサクサク感がその「若者向け」な部分なのかなぁ。
個人的には中盤をもっとどっしり描いて欲しかったなぁ。
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--とりあえず更新できなかった日数分(10本以上!)をたらたら書いていきマース--
ジャンルはサスペンスでいいのかなあ。
「ファニーゲーム」です。 【ネタバレ】
湖畔の別荘へやってきたショーバー家を2人の若者が訪ねた。「卵を分けていただけませんか・・・?」 礼儀正しい態度は次第に傲慢になり、気づいた時には選択肢のない死のゲームが始まっていた。若者の名はパウル(アルノ・フリッシュ)とペーター(フランク・ギーリング)。パウルを平手打ちしたゲオルク(ウルリヒ・ミューエ)は片足を折られ、アナ(スザンネ・ローター)は手足を縛られる。幼い息子が殺され、助けを求めて外へ出るアナ。「ルール」を破った夫婦に悲惨な結末が待っていた・・・。 (映画生活)
ラストを語ってしまっても、本作は観れる人は観れるし、観れない人は絶対見ちゃダメな映画でしょう。むしろマニア向け、ハネケ好き向けとも言える本作。
そしてこの人の映画は救いようのないエンディングしか撮らないと言ってしまって過言じゃないと思います。しかし、本作のオープニングからしてハッピーエンドにはなり得ないかと思います。だって湖畔をドライブする家族のテーマ曲がハードコアで、クレジットも全部ゴシック体の赤だもの…。そんなクレジット、B級映画でしか観たことないですよ。「何かある」と思わない訳がないでしょうよ。
本作を固い言葉で並べるなら、リッチに湖畔の別荘でヨットを楽しもうとする家族達、そこに不条理な侵入者という相反する登場人物を交えての殺戮劇といった感じ。この相対を「ブラックユーモアを演出した映画」と捉えたハネケの底意地の悪さが、見て取れる一本であると思いました。
ほんと毎回気分を悪くさせてくれますがやはり私は好きだな。
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パク・チャヌク監督「親切なクムジャさん」です。
美貌と残忍な手口で世間を騒然とさせた幼児誘拐事件の犯人クムジャは、服役中、誰に対しても優しい微笑を絶やさなかったことから「親切なクムジャさん」と呼ばれるようになる。13年間の服役を終えて出所した彼女は、自分を陥れたペク先生に復讐するため、かつての囚人仲間に協力を依頼する。ペク先生により引き離された娘と再会を果たし、ついに彼を手中にいれた彼女だったが、本当の復讐はそこからが始まりだった……。 (映画生活)
パク・チャヌク最新作「サイボーグでも大丈夫」を直前にして、復讐最終章の「親切なクムジャさん」を観ました。
復讐に燃える心を抱きながら、周りに親切を振る舞い協力者を募うクムジャを、演技派のイ・ヨンエが熱演していました。普段はクールな表情のクムジャが、恨みを抱くペク先生を捕まえた瞬間の振り向きざまの表情。すっげー怖かった…。違う人かと思うほどでした。人を殺すときはみんなああいう表情になっているのかな…コエー。
全体的には他2作に比べても大ざっぱな内容だった気がします。「復讐」の順番待ちをする遺族の風景はなかなかすさまじいものがあったけれど、そこ以外の注釈が少なかった気がするのと、クムジャの夢と言動が中途半端に混ざり合ったりしていたのがわかりにくかったかなと。
私の中では「復讐者に憐れみを」→「オールド・ボーイ」→「親切なクムジャさん」のランキングでした。勿論どれも平均点以上ではありましたけど☆
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