ビート・ジャンキー プライベートスタッシュ

Photo 「ビート・ジャンキー プライベートスタッシュ」です。

LA代表! 凄腕DJ集団ビート・ジャンキーズの全て!

ロサンゼルスを代表するDJ集団ビート・ジャンキーズ(The World Famous Beat Junkies)。DMC,ITFなど世界的DJバトル、クラブDJ、ラジオDJ、そしてヒップホップ・グループのDJなど、活動の領域が広いながらも、それぞれにおいて高い評価を得ている彼らが、自ら制作した初の映像集がDVD“Private Stash”だ。(nowonDVDonlineshop)

DMCなんかのDJバトルの映像は何度か観ていますが、そのなかでも本作が一番見やすいというか、観ていて楽しい作品だったと思います。テクニックを駆使して繋げた二つの曲が、ターンテーブルの上からまるで一つの曲のように聞こえてくるのです。そしてスクラッチの音も一つの効果音として生きてる気がしました。普通にラウンジで流したくなるくらい完成度が高く、また今まで以上に踊りやすい曲ばかりで観ていてとても心地良いDVDです。

インタビュー等はほとんどないので、サラーッと流しながら楽しめる良作だと言えるでしょう。原曲を知っていれば相当楽しめることは言うまでもありませんね。

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プット・ザ・ニードル・オン・ザ・レコード

Photo_2 「PUT THE NEEDLE ON THE RECORD」です。

ハウスミュージックのドキュメンタリー。DJ&クラブ・ミュージックの祭典ウィンター・ミュージック・カンファレンス!熱狂のマイアミでDJ自らが語ったクラブ・ミュージックの真実。

ぶっちゃけ「クラブミュージックの真実」も「ヒップホップの真実」も言ってることはあーんまり変わらないなぁと思いました。ただスタイルが違うだけで、それぞれがそれぞれの音楽を愛し努力の日々を送ってるというスタイルはどこも同じ。とりたてて目新しい内容ではなかったですが、それでも「聞きたいけど聞けなかったこと」みたいな内容がギッチリ詰まっていました。

私はハウス好きですが10年間バンド活動をしていたこともあってロックも好きだし、DJを目指していた恥ずかしい時期もあるためR&Bやヒップホップも好きです。でも私の中で常にあったのはやっぱりダンスミュージック、クラブカルチャーだったかなぁとぼんやり考えてしまいました。

本作にはジョシュ・ウィンク、フランソワK、ジェシー・サンダース、ロジャー・サンチェス、マーク・ファリナ、ディーゼルボーイ、ディープ・ディッシュ、ポール・オークンフォールド、DJコレットetc…。売れっ子DJ総出演でダンスミュージックについて語っています。みんな真面目に話すのであんまりシャベリに面白味は無いですが、いつのまにか多くなったそれぞれのジャンルの(ジャングル、プログレ、テクノ、トランス、ハードハウス、ダブ等)の違いやルーツなんかのウンチクはなかなか面白かったです。12~4年前はハードハウス、トライバル、トランス、ジャングルぐらいしかなかったのになぁ。ジャングルのルーツ、スタイルも変わってきてる気がするし。

ちょっと意外だったのはマーク・ファリナ。写真を見る限りじゃ、もっとカッチリしてて、シャツをパリッと着こなしちゃう様な人かと思ってたら、ビーチでボンヤリしてるその辺の兄ちゃん風でした。おもしろ。

イビザ島、若いときに行っときゃよかった…。

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クロッシング・ザ・ブリッジ サウンドオブイスタンブール

Photo_2 「クロッシング・ザ・ブリッジ~サウンドオブイスタンブール~」です。

『愛より強く』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したファティ・アキン監督の最新作。ドイツのミュージシャン、アレキサンダー・ハッケがトルコにて個性豊かな音楽家たちと心の交流を重ねながら、イスタンブールの音楽の魅力に迫るロードムービー。(ぽすれん)

トルコの音楽事情を追ったドキュメント。
こういった各国の音楽事情ドキュメントは割と好きで、見つけるたびに見ているんですが、ふと気付いたことに、ヒップホップ、ラップの普及、浸透度が意外と各国共通であるなーと感じました。そしてそのなかでもここトルコのラップのはなかなか格好良かった気がします。
そして本場アメリカの、肩肘張った威嚇しているようなラップに比べ、とても平和的というか、等身大というか自然な雰囲気とスタッカートなラップ、このバランスが個人的にグッときました。(妹も何気にウマイ)

それとDJの話も良かったです。「アメリカやヨーロッパみたいに同じような曲バッカ流すなんてココじゃあ通用しない。どんなジャンルの曲だって常に勉強して流せるようにならないと」いろんな人が混じってるからそういう意見になるのかな。

これが全てじゃないと思いますが、本作からは音楽=ビジネスというカネのニオイがしなくて見ていてなんだか居心地が良かったです。

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不都合な真実

Photo 「不都合な真実」です。

元・アメリカ副大統領アル・ゴア氏による環境問題のプレゼン系ドキュメンタリー。他。

私の身内、知人にはこういった問題に取り組んでいる人、もしくはそういった姿勢を持った人達が多いため、本作を見ても、私は特に大きな衝撃は得られませんでした。だって自分を含め、全ての人間がいままでどれだけ自分勝手に生きてきたか、ちょっと思い返せばいくらでも思いつきますもの。

だからか、本作を見て今更というか、特にこれといった感情にはなりませんでしたが、アル・ゴア氏の調査したデータの綿密さとわかりやすい説明は良かったです。そして彼が訴えている事は、決して極論では無いと感じました。

…本作を見た直後だったと思いますが、とあるTV番組でマリエと新人ヤンキータレントの人が

「環境についてー深刻に考えなきゃいけないって言うけど、実際あたしの周りでは何も起こってないのに、あれこれ言われてもわからないしー」

「そうそう、受け止められないよねー。漠然としすぎっていうかぁ。普通に生きていけてるジャンみたいな。」などと言っていました。

…ぶっちゃけ、環境問題に疑問を持っている人がいるという事自体、私はとても驚いたんですが、まぁ確かに現実的に自分の目に見える状況に陥っているワケではないですから(そうなったら既にアウトなんですけど…^^;)まぁ、そう感じるのもわかります。

が、環境問題云々以前に、自分たちの無知さを棚に上げ「人間が発展のためにいままで何をしてきたか、本当に自分たちには何の罪の意識も無いのか」など、しつこく問いただしたくなりました。
漠然と考えて、地球で生きる生命体の中で、生命のサイクルを行えていないのが唯一人間である事を、絶対に無視してはいけないと思います。本当に彼女達には罪の意識なんてものはないのでしょうか。うーん疑問です。

本作の内容は、「未来の想定図」であり、あくまでも「仮定」にしかすぎません。しかし、自分達や、自分の子孫や、両親などが生きていく中で、その人達を「死なせたくない」と思うなら、この想定図は常に頭に入れていく必要があると思います。沢山ある中の最悪のシナリオだとしても、少しの不安を未来に残したくないと思う人々の願いがあるのなら、コレは想定内として考えるべき課題だと、私は思うのですが。

つっこんだ話になりますが、最近問題になった原子力発電にしてもそう、プルサーマルと称して「再処理」「リサイクル」と良いイメージを植え込もうとする地方行政。しかしプルサーマルされた核燃料の使い道が無いってことも事実なんです。
環境問題に感心があるのなら、エコバック、マイ箸より先に「自分の住んでる場所の環境について、少しでも疑問に思ったことは何でも市役所に聞く」というアクションを取ることが私は最も大切だと考えています。

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フランキー・ワイルドの素晴らしき世界

Photo_282 ずっと観たかった「フランキー・ワイルドの素晴らしき世界」です。

フィクションです。クラブの聖地イビザ島。今夜も興奮が最高潮に達した頃、姿を現すフランキー・ワイルド。独自のスタイルと神業的プレイで、ヨーロッパはもとより世界中にその名を轟かせているカリスマDJ兼音楽プロデューサーだ。富と名声にどっぷりと浸かったフランキーの暮らしだったが、そんな生活も長くは続かなかった。生まれつき聴覚の弱かったフランキーは、少しずつ聴力を失いつつあったのだ……。 (映画生活)

あーやっぱりコレ、面白かったわ~…。地方に住んでるとロクな映画がやらなくて本当に困ります。このサウンド、映画館で観たかった…。

一番良かったのは、実話ベースによくある「主人公が善人」ではなく、一般で言う、ダメ人間、廃人(笑)だとという事。これがいい☆
これによって、共感できるか出来ないかが人によって別れそうだけど、まぁ、クラブ好きの音楽好きにマジメ一辺倒な人は少ない訳なので、こういう廃人が主人公なのもアリだなあと思いました。それと音楽業界のシビアな意見も実に現実的で不条理で好きですね。肯定否定抜きにしても実にリアル。

後半、フランキーは聴力を失うのですが、私は「このまま廃人決定されて、カート・コバーンの「ラスト・デイズ」みたいなオチになるのかなー」と思っていました。だけどそんな予想を覆したこの展開にはちょっと萌え、いや燃えましたー!面白いじゃないの。
ミックスされていく音と音の繋ぎのシーンで、音をパソコンに取り込み二つの音を「見ながら」ミックスされる瞬間は、音楽好き、DJには興奮する映像でした。
とにかく、この後半は今までの不安定な内容を一新してくれます。
しかし、フランキーの軽く悟りを開いた言動には軽く疑問を持ちますが、この辺は制作者側のアドリブという事で考えればいいかと。

Petetong あ、サントラゲットしました☆

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デート・ウィズ・ドリュー

--とりあえず更新できなかった日数分(10本以上!)をたらたら書いていきマース--

Photo_280 「デート・ウィズ・ドリュー」です。

ハリウッドスターとデートすること。そんな壮大な夢に挑んだ“一般人”がいた――。『チャーリーズ・エンジェル フル・スロットル』などで知られるドリュー・バリモアにデートを挑んだ青年ブライアン・ハーズリンガーは、クイズ番組で得た賞金1,100ドルだけを使い、わずか30日でドリューとデートするという無謀にも思えるプロジェクトに挑戦する。友人たちのコネクションを使い、ドリューにまつわるあらゆる人たちに接触を試みるブライアン。やがて「チャーリーズ・エンジェル」のプレミア・パーティーに潜入を計画するが……。果たしてブライアンは憧れのドリューとのデートを実現させることができるのだろうか。 (映画生活)

あれこれと本作についての感想を文章にしてみるものの、すっきりとしたモノが書けずうんうん唸ってしまいました。
面白くなかったとかじゃないんです…ぶっちゃけてしまえば、
申し訳ないんですけど「このブライアンの顔が苦手!(もの凄い身勝手でスミマセン…)」なんですよ^^;
だからどーしても感情移入が…。はい。

それでも面白かった部分は、「自分をアピールする」という理由で作ったプロフィールビデオです。あのよく聞く予告の人がナレーターをやってくれて、しかも「面白かったから(ギャラは)タダでいいよ」と言ってくれた気前の良さにも、心地よさを感じた瞬間ではありました。それとブライアンの母親の、バリモアへ対する「ビッチ発言」も笑えました。しかし私もバリモアは好きですよ。

でもやっぱり、本作については評価とか出来ないです…。
この映画を好きな人、身勝手言ってしまってすみません…。

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MIXTAPE ミックステープ

--とりあえず更新できなかった日数分(10本以上!)をたらたら書いていきマース--

Inc  「ミックステープ」です。

もう解説どおりのドキュメントです。
有名HipHop集団やDJやら、ミックステープを取り扱い、摘発されたレコード店なんかをフィーチャーして、業界、警察をバッシング、ミックステープのうんちくを語るドキュメント作品です。

もう解説どおりのドキュメントです。
本作を観れば音楽の裏側を垣間見れる気がしますが、DJや小売店業者の意見が主体になっているので、どうしても業界に対する文句ばかりが先行してしまっている部分が多々でてしまってるのが難点。
内容の視野を多少大きくして、その中での問題提起とかすればいいのに。それともっと色んなジャンルの人のインタビューを盛り込めば面白いのになぁ…と思いました。

関係ないけど、小売店の人達ーもうちょっと大人な話し方ををしようよー。
そしてラッパーはみんな普通にベシャリも上手いのね。

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ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国

Photo_203 前から見たかった「ビースティ・ボーイズ撮られっぱなし天国」です。

2004年10月9日、NY。全席ソールド・アウトのマジソン・スクエア・ガーデンで、ビースティ・ボーイズの地元凱旋ライブが開かれた。スタート直前、会場内の控え室に50人の幸運なファンが集められた。スタッフから彼らに渡されたのは、50台のビデオ・カメラ。与えられた役割は、それぞれがそれぞれの視点で、このライブを撮影すること。条件はただひとつ、「ライブの始まりから終わりまで、決して録画を止めないこと」。こうして「素人たち」によって延べ100時間にわたる映像が撮影されたのだった。 (映画生活)

毎回変なジャケで私の心にアピールしてくるビースティ・ボーイズのドキュメント映画です。この奇抜な発想力は、相変わらずやってくれます。(笑)
内容は、ビースティのコアなファンじゃなくてもどこかで聞いたことのある彼らのヒット曲をいくつかライブでやってくれてるので誰でも観れる代物です。ただ、遠くから映してる映像が多くて、ちょっと中盤はダレちゃいましたが、「おや?」というところに隠しテクを使ってくるあたり、MCAは遊び好きだなぁ。しかし、DJマイク!彼のスクラッチはかなり無謀…いや、テクニックがあるからできるのだけどサ。凄いです。
そしてラストの「sabotage」。これはキました。
ラストにハードコア持ってきたのには感無量。

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へんないきもの

Photo_194 「へんないきもの」のDVDです。

音波兵器を持つエビ、足が85本のタコ、サイバーパンク深海魚…地球に蠢く珍妙生物の数々。

本作はフィクションだと思ってましたが、これは全部実在するんです。
それぞれの特徴や環境を詳しくコメディタッチで説明してくれるので、思っていた以上に見やすいです。

10種類くらいのへんな生物が出てきますが、その中でも特に面白かったのがミミックオクトパスというタコです。これは、凄い。見た目は一見普通のタコなんですが、瞬時に「海中の他生物に化ける」生き物なんです。化けると言うと、カメレオンみたいに色を変えたりするだけかと思えば大間違い。その柔軟な体を使って見事変化させちゃうんですねぇ。例えばカレイや、垂直立ちしてるウミヘビ、ヒトデなど。また、「寝てるタツノオトシゴ」なんていうマニアックなセレクトぶりが、何とも愉快です。それとNHKネタが多いと思ったら、やっぱりNHKからでてるんですね。

使えない情報だけど、何となく視野が広がった気がします☆

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TVパーティー ドキュメンタリー

Tvparty グレン・オブライアン他インタビュー付き「TV PARTY」のDVDです。

米国テレビ史上こんなにヤバイ番組があったとは. . .
これを観れば70年代後半から80年代初期におけるニューヨーク・ニュー・ウェーブ・パンク・シーンの全てが解る。当時の、カルチャー・シーンをリードする最高にクールな人々のファッション・音楽・映像・批評・雰囲気・スタイル。貴重な資料にして、最高のエンタテイメント!
レギャラー出演していたのは:デボラ・ハリー(ブロンディーのボーカリスト)、ジャン・マイケル・バスキア(アーティスト)、ロバート・フリップ(キング・クリムゾンのギタリスト)、デビッド・バーン(トーキング・ヘッズ)、ジョン・ルーリー(俳優)、リチャード・ソール(パティ・スミス・グループのピアニスト)、デビッド・ウォルター・マクダーモット(アーティスト)、フレッド・シュナイダー(B-52's)、ナイル・ロジャーズ(音楽プロデューサー)、ティム・ライト(DNA)、ファブ・ファイヴ・フレディ(グラフィティ・アーティスト)等、そうそうたる顔ぶれ。
(PRESSPOP MUSIC)

内容は、司会者のグレンが毎回、クラブで知り合った知人や友人をゲストとして招き入れて、即興でバンド演奏(素人がほとんど)をやったり、マリファナ吸いまくったりしてます。(笑)(TV側は「本物じゃないだろう」と思っていたらしく止めなかったとか)
やってる事はPTAの逆鱗に触れるような事ばかりですが、「酔っぱらった状態で(ラリっても可)TV撮ってみたいなぁ」という、誰しもが一度は絶対描く理想を見事やってくれちゃってるし、個々の「今想像してること」というのが、不器用ながらもストレートなので、素直に面白いです。

一番の見どころはゲストの生演奏(ヘッポコな人の方が面白い)と視聴者との生電話。
この生電話で、当時は無名だったバスキアに視聴者が「そこの黒んぼ、お前次も出んのかよ。」と差別用語丸出しで皮肉るシーンがあります。これに関して当のバスキアは笑いながら「じゃあでるよ!」と明るく返し、他のメンバーも爆笑。彼らが当時支持されていた理由がうかがい知れました。
視聴者からのクレーム、いたずら電話が絶えないコーナーにもかかわらず、彼らはそれを楽しんでいた。クレージーですね。(笑)

ひたすらキスしまくったり、叫び狂ったり、ヘヴィメタを馬鹿にしたりと、やりたい放題言いたい放題のこの番組。当然長続きはしなかったもののこの自由さ、実に心地よいです。

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