どろろ

Photo 「どろろ」です。

戦乱の世で天下統一の野望を抱く武将・醍醐景光は四十八体の魔物から強大な力を与えられるが、その見返りに生まれくる我が子を捧げた。やがて体の四十八ヶ所を奪われて生まれた赤子は捨てられ…(映画生活)

原作がマンガのCG&特撮系での映画化…となると、あまり高い期待が出来ない(「あずみ」とか「鉄人28号」とか)邦画界で、本作も全く期待してなかった私ではありましたが、これが意外と良くできてた…。

勿論CG&特撮は「仮面ライダー電王(TV版)」並みでしたが(つーかもっと何とか出来ないのかな…?^^;)、肝心のお話はなかなか原作に忠実に出来てたと思います。うろ覚えだった部分も本作で明瞭に思い出せたし、好きなエピソード(丘の上の塀とか)が多く盛り込まれてたのも良かったです。

あとはなー、やっぱりあのツギハギみたいなCGだけだよなー。妖怪達の動きがとにかくショボすぎる。こんなん恥ずかしくて海外なんかに出せないよ…。途中から本気で「仮面ライダー」見てる気になってきたもん…。オイオイ…。(泣)

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デジャヴ

Photo 「デジャヴ」です。

06年2月28日、海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグは現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレアに奇妙なデジャヴを感じる。(映画生活)

デンゼル・ワシントン=ヒーロー役(一番目立つ役)しかやらないので、初めからちょっと展開が読めちゃった感は否めないものの、設定や展開は結構凝ったつくりになっていて、SF好きアクション好き?には堪らない映画だったんじゃないですかねぇ。

当の私はちょっと、クレアとダグの惹かれ合い方が尋常じゃない感じがあまり好きではなかったです。ええ、恋愛映画苦手ですからね。その辺の「運命」的なものはラブコメ以外信用してませんので、一人でむずがゆい思いをしました^^;

終わってみてから「ここがあーなって、コイツがこうなったから…」と頭の整理に忙しかったですが、見どころの多い映画だったと思います。

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CE4 エイリアンアブダクション

坐骨神経痛の為、鍼治療に通い始めました…。いてー。

Ce4 「CE4 エイリアンアブダクション」です。

97年にアメリカで発生した異星人による誘拐事件を元に作られたSFサスペンス。アリゾナの砂漠で地球外生命体と遭遇した6人の男女が基地に監禁され、恐ろしい人体実験を受ける。主演は『テキサス・チェーンキラー・ビギニング』のジェイソン・コネリー。 (映画生活)

どこまでが実話かよくわからないのですが、題材的にもグロさからいってもなかなか面白かった方だと思います。特に後半のアブダクション(人体解剖?)されるシーンはなかなか面白い。
勿論、ツッコミどころは相変わらずのB級映画にかわりは全くありませんが。

やはりエイリアンは友好的とは思えませんねぇ。地球人を見る限りでは「己の利益行為の為に降りてくる」と思ってしまいます。(私って汚れてる?)

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インビジブル2

--とりあえず更新できなかった日数分(10本以上!)をたらたら書いていきマース--

Photo_271  「インビジブル2」です。

国家の安全を保つため、軍が開発した最新の武器“姿の見えない戦士”。実用化に備え、元特殊部隊員で最強の兵士を透明にする実験を行った。透明人間となったその兵士は、徐々に理性を失って暴徒と化し、手のつけられない殺人鬼と化してしまう…。透明かつ最強の敵を倒すために周囲がとった非常手段とは?! (映画生活)

クリスチャン・スレーター…彼が出てるってことは完璧なB級映画なんだろうと薄々感づいていたので、内容の薄さなどに特に違和感はなかったです。
B級としては、破綻していない方だし、まあそれぞれそれなりに描かれていたし、観て損はなかったというか、そのまんまだったというか、こんなもんかというか…それでもまぁ良い方だったと思います。もっとひどいのいくらでもあるし。ええ。

後から気付いたのですが(遅!)バーホーベン作だったということでなんとなく納得。というのも、たしか「氷の微笑」を観たときも同じような気持ちになったのを思い出しました。

本作、個人的には1より良かったかも^^;

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グエムル 漢江の怪物

Photo_252 「グエムル 漢江の怪物」です。

ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河・漢江(ハンガン)。休日で人の賑わう河岸に突然、正体不明の巨大怪物“グエムル”が現れ、人々を襲い始める。(映画生活)

前作「殺人の追憶」、前々作「ほえる犬は噛まない」と観ています。
前作の「殺人の追憶」では長編すぎるほどの長編だったにも関わらず、最後まで緊張感がありました。特に雨のシーンは、雨を上手く使ってるなあと感心したものです。

で、本作。全体的にはまぁまぁでした。
グエムルが出てくる過程とかは、B級映画でよくあるパターンで、そこを「アメリカ批判」だと言うならば、漢江にグエムルが出現し始めた際に、観光客の韓国人が一斉に缶ビールやお菓子を容器ごと「ホラ!エサだぞ。食らいつけ!」と言いながら漢江にボコボコ放り投げるシーンの方がよっぽど衝撃的では?と感じました。アメリカ人でもそこまでゴミを投げませんよ~。
本作にはヒーローも、問題提起も感じられないし、単なる娯楽作にしては曖昧で不要ともとれるシーンが多く、ポン・ジュノの持ち味である緊張感も、グエムルの登場以外は下降しまくり…。最後で、ちょっと感動のシーンを持ってこられてもそこまでの過程がギャグに近いので、全く「よかったね」と納得も出来ず、全体的にとっても消化不能な作品でした。

しいて言えばグエムルのキャラクターデザインが良かったです。でもこれも盗作疑惑出てますね…う、う~ん^^;

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アダム 神の使い 悪魔の子

Photo_233 「アダム 神の使い 悪魔の子」です。

交通事故により愛息アダムを8歳でなくしたダンカン夫婦の前に遺伝子学者と名乗る博士が現れた。ヒトクローン創造の可能性を説かれ、ダンカン夫婦は苦悩の結果、クローンによりアダムを再生する決心をする。(映画生活)

なんだこれ…。ホラーじゃないじゃん。
「アダム 悪魔」とかあるから、てっきりダミアンとか「悪魔の赤ちゃん」系かと思ってました。デ・ニーロが出てるから意外だなあと思ってたんですけど…^^;

勝手にホラーだと勘違いしておいてナンなんですが、本作、微妙でした。
サスペンスにしては、なんだかまとまりがつかないというか、アダムの両親(特に母親)のダメ加減が観ていてイライラしてしまい、全く感情移入出来ずでした。こういう場合誰かが奇行に走るか、ダミアン、もといアダムのキレっぷりをもっと発揮させるとかしないとメリハリがつかない気がします。
逆にそういう映画ではなく、クローン人間を作る事への警告映画なら、もっと根本をしっかり作るべきだと感じました。デ・ニーロ演じる産婦人科医にしても夫婦にしても曖昧すぎです。肝心のアダムに至っては、彼に何が起きているのか説明が少なすぎです。

なんとか映画としてラストまで持ちこたえてはいましたが、面白いとは到底言えない駄作です。(キッパリ)あと、邦題まぎらわしいんじゃ!内容ともあんまり合ってないし~!(怒)

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X-MEN ファイナルデシジョン

Xmen_finalstand 「X-MEN ファイナルデシジョン」を見ました。

ミュータントを導くための学校エグゼビア・スクールの主催者、チャールズ・エグゼビアはグレイ家を訪ねる。両親は、一人娘ジーンが病気だと思い世間に隠していた。しかし、彼女は世界最高のミュータントパワーの持ち主のエグゼビアをはるかにしのぐ能力の持ち主だった。それから10年後。大企業ワージントン社の社長の息子、ウォーレンは、自分の背中に翼が生え始め、誰にも言えず悩んでいた。彼が自分の手で翼を切り落とし、手と体が血で染まっているのを父親に見られ、父親は息子がミュータントであると確信する。 (映画生活)

あっこの壁を通り抜けるソバカスちゃんが、エレン・ペイジ(ハードキャンディ)だったの!!気付かなかった…。

前作「X-MEN2」前々作「X-MEN」が個人的にイマイチだったので、本作もあまり期待はしていなかったんですが、これがなかなか面白かったです。
全体的にも集大成的な匂いがかなりプンプンするので、力の入れようがいままでともちょっと違って、意外な人達を容赦なくバッサバッサと倒してしまいます。
前作の内容も結構忘れていたんですが、それでも理解できる内容にも満足です。

だけど、結局X-MEN(ミュータント)最強の能力者はジーンだけなの…?
もっと強い能力者、もしくは能力の凄さをもっと見せて欲しかったなあ。

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トゥモロー・ワールド

Children_of_men 「トゥモロー・ワールド」です。 【ちょっとネタバレ】

子供が誕生しなくなってしまった近未来を舞台に、人類存亡の“鍵”を巡る攻防を、製作費120億円を投じて描いたSFアクション巨編!出生率の低下、繰り返されるテロ活動…決して空想ではない真実の未来図を徹底したリアリズムと壮大なスケールで描く。

以前より評判は聞いていましたが、正直ここまで凄いとは想像していませんでした。私の直球ド真ん中映画です。まさに心臓をえぐられたような衝撃が走りました。

2027年の未来が舞台なんですが、いままで観てきた近未来のテクノチックな映像は、ほとんど無く、イギリス以外の国は全て崩壊し、残すイギリスでも「出生率0%」という人類滅亡の危機に瀕した世界が描かれています。
そして今のイギリスに瓦礫を足したような、内戦を起こしたような背景の映像から始まり、冒頭の「Children of men」のテロップの出し方についてもどこかで観たような…。

うんうん考えながら観てたら、主人公テオ(クレイブ・オーウェン)の親友が出てきてようやくわかりました。
これはフラワーチルドレン、ヒッピームーブメント、思想やデモや抗争、過激派、独裁政治や収容所や貧困といった、60~70~80年代を強く意識して折り込まれいると思いました。現にこの親友夫婦もヒッピーだし、テオも元活動家で、彼の元彼女(ジュリアン・ムーア)も現役の過激派の活動グループリーダーですし。そしてお話の中で重大な「ある事」が起こり、テオ達はそれを送り届けるため人間研究船「トゥモロー号」へと向かう訳ですが、この船は「ノアの箱船」のようにお話の中では大きな目標となってるわけです。

私が本作に凄く感銘を受けたのは、この内容以上にその抗争の「戦争風景」です。グロくなく、それでいて痛そうとかではないのにとにかく怖い。それもジリジリくる恐怖ではなく、もっと突発的に、あっけなく人が死んでいく様をこれでもかと見させられます。この冷酷かつ非道な風景に、私は凍り付いてしまいました。とにかく終始戦争を本当に目の当たりにしてる様な、緊張感と雰囲気に包まれます。
(この監督、前作では「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を撮った人みたいですが、思い起こせばハリポタでも「この監督、撮り方上手いなぁ」と感じてました 若いんだよね

こんなにグレーな風景なのに、とにかく、とにかくリアリティがあります。そして本当にその場で人が死んでいく様をみさせられてる感覚に陥りました。この描写力は凄い。

それと、最後の終わり方、いやいやあれはGOODです。問題の多い今の世の中「トゥモローワールド」のラストの様に小さな希望を残して…。

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プライマー

Primer この作品、「シンセを作る人のドキュメント」だと勝手に思ってました。
始まってみてそりゃそりゃビツクリ。(大汗)


「プライマー」です。

電子工学の実験をする社会人の4人だが、そのうちの二人が「ある実験」をしたことでなんとタイムトラベラーを作ってしまう。

冒頭で書きましたが、私、何をどう間違えたのかコレを「シンセを作るまでのドキュメント」だと完璧に大大勘違いをし、音楽好きの696君と共に本作を楽しみに鑑賞。

オープニングでそれらしい音楽が流れ(ちょっとダサいと思いつつ ^^;)
「俺の言う言葉を黙って聞け」の言葉に二人して「ハイッ!」と言いながら見始めたのですが…。機械の説明を見続けていくにつれ…研究チームの仲間割れ…新しい機械の製作…?…あれ?……あれれ?
「AとBを行き来すると時間が短縮」…? 
え?…コレワープの話だったの??! と勝手にズッコケてしまいました。

その後お話の中ではいろいろありまして、ひとことで言えば今まで見た様なタイムトラベラーの話とはちょっと違うかな、ということです。

そしてSFなのに結構シリアスというか、謎めいてる部分が多いです。
しかもよくわからないうちに終了。

なんとなく理解は出来ますが難しいです。しかもそれを解き明かそうと思うほど面白くもない。勘違いしておいて何言うかって感じですけど。

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シャークボーイ&マグマガール

Photo_152 なんか気になってしまいました「シャークボーイ・マグマガール」です。

「シャークボーイ&マグマガール」と共によだれ惑星を救え!(あらすじ)

なるほど。この映画ロバート・ロドリゲスが監督だったんですね。だからこれが映画化したんだ。今気付きましたがわたし、ロドさんの映画で面白かったためしがないのです。そして本作は、開始20分で寝ました。何が寝る原因かといえば、シャークボーイ&マグマガールが主人公じゃないくて、彼らを夢で見た男の子が主人公だっていうのがどうしても許せない。そういうのは90年代のSFにまかせておけば良いんです。あ、でも今時の子供は90年代の作品を観てないのか。

そしてラスト10分でまた見始めましたが、予想通りの展開&アイテム&敵キャラだったので、全部見たことにします。

これが好きな人には「スカイハイ」もオススメです。

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