ジョゼと虎と魚たち

Photo 「ジョゼと虎と魚たち」です。

ある日、大学生の恒夫(妻夫木聡)は、坂道を暴走する乳母車に遭遇する。乗っていたのは、包丁を握りしめ、恐怖と怒りに満ちた目を見開いた少女(池脇千鶴)だった。

観るまで勝手に行定映画だと思っていました。いや、なんとなく。
そして本作、とても良かったです。

冒頭からどこかコミカルで登場人物それぞれに味があるので観ていて楽しい。
その後出会うジョゼ(池脇千鶴)と結構モテモテな恒夫(妻夫木聡)も、それぞれのキャラクターと実に合っていて役者使いが上手いなぁなど、感心する点が多いのもいいです。

内容は思っていた以上に明るく(というか、犬童だから明るく出来たんだと思う)一見したらツライ物語になるところを前向きに捉えています。そこが個人的にはとても好きでした。

しかし実家に戻る途中のケータイでの恒夫の弟の言葉

「兄ちゃん、ひるんだと?」

……ズバリ的中……でしたねぇ。グッサリきましたよ。(苦笑)

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寒いです

Onemissedcall ←(「着信アリ」海外版)観たいなぁ。

最近観た作品一挙公開。

◆「アイス・ハーヴェスト」
ジョン・キューザック主演マフィア映画。コーエン兄弟の作品ぽというか、小さい笑いをちりばめたヒューマンドラマ。でも笑えない。

◆「エコール」
森の中の寄宿舎で生活する少女達の物語。ビターでちょいロリめ。この暗さが好きな人には堪らない作品だと思います。ただダラ~っと撮影されているので眠気に注意。

◆「僕のニューヨークライフ」
ウディ・アレン監督作。相変わらず語り口調なラブロマ作品。絵の動きより言葉重視な内容に途中で軽く苦手意識が働いてしまいました。クリスティーナ・リッチ演じる身勝手な彼女の行動にもついて行けず…×。脳で観る作品だと思います。

◆「フル・フロンタル」
スティーブン・ソダーバーグ監督作。フランス・ラブロマンス映画を目指したようなアメリカ映画。それぞれ男女の会話がずっと続く作品で、いまいち魅力的な俳優に巡り会えず、中盤でダラダラ…。てか私、ソダーバーグ苦手なんだっけ。

…ということで、どれもこれ以上感想を書きたくなるような作品に思えなかったためここで一気に紹介しちゃいました。

週末は念願の「パンズ・ラビリンス」を見に行きます。
個人的には同監督の「ヘルボーイ」も好きなのよねん。

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幸せになる彼氏の選び方

Photo 「幸せになる彼氏の選び方」です。

ルーシーは理想の結婚相手だと信じていた恋人にベッドでのテクニックが原因でふられてしまう。彼女は新たな恋人に出会うことで過去を断ち切ろうとするが…。その後5人の男性と付き合い、その中の一人と結婚することを誓うルーシーは?(Yahoo!映画)

タイトルとパッケージを見てレンタルしましたが、これは…失敗でしたなぁ^^;

恋に破れた主人公ルーシーが、新しい恋にチャレンジしていく…というのは前向きでいいし、5つのストーリーを同時進行させて「さて、最終的には彼女はダレを選ぶでしょう?」という設定もいいと思います。でもね…。
肝心のルーシーの感情の変化がわかりにくいし、ルーシーがそれぞれの男性の何処を気に入ったのか、そして何よりそんなルーシーに共感&納得が出来ない事が多すぎる!!笑い顔が少ないのかなぁ。なーんか、毎回やたらとヒステリックというかワガママというか、ルーシーの本作における「立場」というのが本当にわかりにくかったです。だって彼女の仕事の内容もよくわからない(というか仕事してるシーンがほとんど無い)し、お金持ちなのか貧乏なのか、はてさて年齢だってよくわからなかったので、彼女を思い描けずなんだか途中でどーでもよくなってしまいました。

唯一良かったシーンは、壁に8ミリの映像を流す夜のシーン。あれをされたら女子は胸キュン必死ですよぅ❤❤
この彼についてももう少し深く掘り下げて欲しかったなぁと悔しいばかりな作品でした。

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愛についてのキンゼイリポート

Photo唇ヘルペスになっちゃいました。かゆーい。(泣)
「愛についてのキンゼイリポート」です。

アメリカ、インディアナ大学の助教授キンゼイ(リーアム・ニーソン)は助手たちに、アメリカ各地を一緒に旅しながら個別面接で、人々の「性」の実態のデータを収集するよう命じる。キンゼイは助手たちと面接の方法について試行錯誤するが…。(映画生活)

リーアム兄さんがキンゼイ役をやってるとは知らずちょっと驚いたもももです。
本作、SEXについて真面目~に研究した学者の物語です。こういう学者モノの映画だと、たいていその学者は偏屈だったり、変わり者だったりすることが多いのですが、今回のキンゼイ教授はどこまでもノーマルというか冷静な普通のオジサン。たまに凄い言葉を発したりしますが、本人にとってみればそれはワイセツでもエロい言葉でも何でもなくて、単なる「研究材料」以外の何者でも無かったり、教授が男性と寝たり、「妻が助手と寝たい」と公言しちゃうあたりは、何ともついていけませんでしたが、宗教vs教授のバトルはなかなか面白かったです。

とにもかくにも、老夫婦となったキンゼイ達の愛の賛美ともとれるラストの森のシーンはなんともうっとりしてしまいました。素敵❤

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迷い婚

Photo 「迷い婚」です。

サラは恋人のジェフとの結婚に同意したものの、いざとなると怖気づいている。そんな折、何のためらいもなく結婚を決めた妹のアニーから結婚式の招待状が届き、ジェフと一緒に実家へ戻ることを決めるが…。

やっぱりジェニファー・アニストンにはこういう「結婚で四苦八苦する役」というのが皮肉にも合っているとつくづく思ってしまいました。そういう意味でも本作は、それぞれの持ち味と配役がピッタンコな映画だったように思えます。
それに内容もちょい大人めで、ハシャギすぎず地味すぎない良いバランスが取れてたと思いました。

「冒険の”恋”か、安定の”愛”か。」これは結婚を目前とした男女なら誰しもが立たされる岐路。まぁ、持論からすれば「どちらかを選ぶ」という事自体が既に失敗の素になりつつあると思うのですけどね。やはり両方兼ね備えてる相手を見つけるしかないと思うのです。「そんな人いるわけないじゃん」と思うでしょうが、そう思うならもっと恋をして磨くしかないと思うんですけどね~。…と余談でしたが。

本作の見どころは何と言ってもプレイボーイなボー役のケビンコスナー!いやー大人の男のフェロモンまき散らしまくってました!元々コスナーファンでは無かった私も、本作の彼にはついメロメロになってしまいました。やっぱりこういう大人の男には憧れてしまいます❤

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恋愛睡眠のすすめ

Photo ミシェル・ゴンドリーの「恋愛睡眠のすすめ」です。

現実と夢の境がわからなくなる主人公が、ある日となりの部屋に越してきた女の子に恋をするが…。

「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーが監督なだけあって、今回も一風変わったガーリーテイストのラブコメディ?作品でした。

しかし、やっぱりどこか詰めが甘いというか、設定自体は面白いのにどこかダラダラな内容になってしまっています。一つに集中できていないのか、視点がバラバラになりすぎてるカンジが否めません。監督が本当に映画の中で描きたかったのは何か。それがいまいち伝わりにくかったかな~という印象を受けました。
ガエル・ガルシアは今回も真っ裸になるシーンなど、体当たり演技を続けてくれていますが、他の脇役がいまいちパワー不足かなと。個性が生かせてない気がします。映画より本とかの方が数倍面白そうな気がしました。(その分数倍ワケわからない内容っぽいけど 苦笑)

で、ラストですけど、え?ハッピーエンドって事でいいのかしら??ちょっとわかりにくい…。これは「ご想像におまかせ」パターン?

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ラストキス

Photo 「ラストキス」です。

良い彼女、良い仲間に恵まれ仕事も順調な30歳の主人公。しかし彼女が突然妊娠した事で環境が一気に代わり始めた時、ふとしたきっかけで知り合った若い女の子とイイカンジになり…。

マリッジブルー男子版といったカンジの本作です。
30歳でこんなに幼稚な思考回路でいいのかと感じましたが実際ろうなんだろう。
優等生風のデキた彼女がいて、良い友人に恵まれ、順風満帆な独身生活が、彼女の妊娠で一転。しかしこの彼女もそんな彼の思考を読んでか「結婚はしないでパートナーとして」とデキた女風な事を言ってますが、こういう本心じゃないような意見は良くないですね。彼を失いたくないのもわかりますが、ここはタテマエで話をするべきじゃないと思いました。そして案の定、彼が浮気をするとすっごくキレまくって、見るのも嫌なほど醜い形相にな始末…。まあ、自分が妊娠中に浮気(この場合は未遂)されればムカつくか。
しかし、彼女のキレっぷりは見ているこちらも目を覆いたくなるほどのヒステリックさで、私は微妙に彼に同情してしまいました。つーか彼女かわいくないじゃーん。浮気相手の方がよっぽどカワイイって。乗り換えた方が…。(苦笑)

その後も二転三転ありますが、結局彼は本件で少し大人になるんです。
しかし浮気相手より、彼女をとった彼の真意がよくわからないんですけど??

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ラブソングができるまで

Photo 「ラブソングができるまで」です。

80年代に爆発的な人気を博した5人組、“PoP”のメンバーアレックスは、今じゃあ過去のスター。ある日、若者に絶大な人気を誇るシンガー、曲の依頼が入る。またとない復活のチャンスだが、作詞が出来ない。そんな時、自宅の植木係りとして雇ったソフィーに作詞の才能があることに気が付き…。

ドリューの映画は好きでほとんど観ています。マシュー・マコノヒーも好きですが、本作ではやっぱりドリューの個性とマシューのクールな顔立ちが微妙に合ってなかったような気がしてしまい、のめり込み度はイマイチ、盛り上がりもイマイチ…な印象をうけてしまいました。

ドリューというと、ラブコメの印象が強いですが本作はあまり笑いを求めず、素直にラブロマンスが好きな人向けかなあと。
ラストのコンサート映像はなかなか盛り上がりますが、ヒトのコンサートでドリューへの感情を演奏してしまうベタオチは、ラブロマンス苦手なワタシにはどうしても受け入れがたい演出で、いても立ってもいられなくなりましたがロマンチックと言えばロマンチック…かな。

しかし「植木係」という仕事があるのには驚いた。いくらくれるのかな。

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モーツァルトとクジラ

Photo 「モーツァルトとクジラ」です。

アスペルガー症候群の男女が惹かれあい、恋に落ちるも前途多難なラブロマンス。

うーん、なるほど。こういう映画だったのね。苦笑
障害を乗り越えた愛というのは、常に綺麗なだけではないということはよくわかりました。そしてジョシュはやっぱり格好いい❤
全体的には重すぎず、決して軽くないド真ん中ストライク系のラブロマンスですが、観ていて嫌みがないというか彼らのれないを普通に応援したくなる何かがあった気がします。だからといって「面白かった!」とはちょっと言いづらいんですけど^^;

ただでも、それなりにお互いを信じ、自分のスタンスで相手を思いやる行為は、等身大の彼らをリアルに見つめている感情になれて好感が持てました。

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ホリデイ

Photo 「ホリデイ」です。

傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダとアイリス。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。(映画生活)

「アンチラブロマンスのもももがよくこれを見たな」とお思いでしょうが、たまにはこういうのも見たくなるんです。(実験的ではありますが)そして結果から言えばまぁ、撃沈…だったワケです^^;ぶっちゃけ、どこで何を感じればいいのか全く理解できなかった私でした。

それでも頑張って見たものの、面白いとか面白くないというよりも「これを見てどう感じればいいのかわからない」という、私自身、理解に苦しむ感情に至りました。(苦笑)
この感覚は「ラブ・アクチュアリー」を見たときの無感動さに似ています。

批判しているわけでもなんでもないので私の意見は無かったこととしてスルーしてください。(トホホ)
それにしても私の中の「ラブロマンス」部門って、苦手分野以前の問題だったんだなぁ。

皆さんのレビューを拝見させていただいて、やっとこの映画の雰囲気が何となく理解できた私って一体…。もしかしたら知らず知らずのうちに寝てたのかも。
しかし女性にはとても人気なのね…。(寂)

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